今年はロンドンオリンピック!
Posted on 2012.05.10 Thu 09:20:10 edit
今年も国際陸上と共に過ごすGW
ロンドンオリンピック開催の年であるため、
静岡国際陸上では、外国人選手団と日本チームが競う
リレー種目が加わりました。
そのため、81名の外国人選手・コーチ・スタッフをお迎えすることになりました。
前夜のレセプションも賑やかな食事風景でした
毎年のことながら、多種多様の個人競技を支え、運営する
主催者・関係者の皆さまの努力に感動します
及ばずながら、今年も裏方のひとりとして
時間厳守のロールコール(召集)エリアを走りまわる体力派として頑張りました
これがプログラムです

招待選手の競技の合間に、静岡の予選を勝ち抜いた
頼もしく、可愛らしい子供たちの競技は何とも微笑ましいです。
ニュージーランドのコーチが「君たちも走るのか!すごいね
」と
目尻を下げて話しかけていました
リレー参加国などを中心に、団体でワイワイと賑やかな若者たち
楽しそうな笑顔も、競技直前には真剣でキリッとした表情に変わります
コーチと二人で参加する選手もいれば、まだ20歳くらいで単身来られる選手もいます。
人数が多いためか、当日はいろんなことを聞かれたり、求められて大忙しでしたが、
どの選手も「頑張れ〜
」と見守りたくなりました。まるで母のような気持ち・・・
結果は外国人選手は4人が個人競技で優勝しました
身体の大きな外国人選手たちに混じって、
日本の選手団ももちろん頑張っていました
選手の皆さんが、今夏ロンドンで
大きな花を咲かせることができますよう、
静岡からお祈りしています。。
by Hiro
インセンティブツアー "FUJI Sightseein"
Posted on 2012.05.05 Sat 14:46:23 edit
通訳案内士として参加させていただきました。早朝に浜松のアクトシティを出発し、
途中東名SAと花見のスポットに立ち寄る以外は、ほぼノンストップで河口湖を目指す
片道約200キロの日帰りバス旅行です。ある意味「静岡県縦断ツアー」とも言えるもので、
この機会に静岡のことをいろいろアピールするチャンスと、お話をいただいて以来、
ずっと楽しみにしておりました。
「日本にいるうちに富士山が見たい」というお客様からの要望でこのツアーになったことは、
事前にエージェント様からも聞いていたので、当日の天気は非常に心配でしたが、
なんとか晴れてくれてほっとしました。ただ、天気は晴れていても富士山に霞がかかって
見えないことはよくあるので、静岡市に差し掛かるころには見えてほしいと、祈るような
気持ちで出発しました。
前半は主に、浜松市を中心とした静岡県西部の説明、東名と新東名(この時点ではまだ
未開通)、また「日本人と桜」などのテーマでお話しさせていただきました。途中、
掛川市を過ぎて、牧の原台地に差し掛かるあたりから、東名の周囲にも茶畑が目立ち始めます。
ここでは当然静岡茶について話すことになりましたが、その際、昨年6月に行われた
「FUSION日本茶研修」の時のノートと資料が大変役に立ちました。自分が防霜ファンの
役割にについて詳しく知ったのもこの研修でしたし、あの時準備くださった方々には、
(遅すぎますが)御礼申し上げたいと思います。
そうこうするうちに、ちょうど日本坂トンネルのあたりだったでしょうか、ふと前方を見ると、
富士山が眼前に雄大な姿を現しているではないですか!反射的に思わず後ろの客席を振り返り、
「Ma-Ma-Mt. Fuji!」と叫んでしまいました。そこから興奮して富士山について一気にまくし
立ててしまったために、気が付いたときには薩タトンネルと由比の絶景ポイント(広重の浮世絵
にも描かれた富士山と駿河湾の景色)をとっくに通り過ぎてしまっていました(;;)
東名でも一二を争う富士山ビューイングスポットであるこの地点を、浮世絵なども使いながら
マイクでじっくり紹介するよう事前準備はしていたのですが、自分は早々と姿を見せてくれた
富士山に調子づいてしまい、本当に重要なポイントをガイディングする機会を逸してしまい
ました。この点は、運転手さんに(薩タトンネルで声をかけてもらうよう)事前にお願いして
おけばよかったと、いまでも後悔しています。
浜松を出て2時間くらいたったころ、最初の訪問地である御殿場平和公園に着きました。
この公園は、箱根外輪山の中腹に位置し、独特の形をした白い仏舎利塔で有名なところです。
近年、特に東アジアからの観光客の増加で話題になっている場所ですが、確かに当日も
アジア系の人々でごった返していました。肝心の桜は、残念ながらまだ4分咲きと
いったところでしたが、それを補ってあまりあるほど、ここから見える富士山の眺望は
すばらしく、お客様もさかんに写真を撮っていました。旅行経験豊富なお客様も多く、
「日本や中国で見る仏像は、インドで見たものとは形などがだいぶ違っているが、
なぜなのか?」など、鋭い質問に驚かされました。

山梨県に入り、富士ビューホテルで昼食をとった後は、この日のメインである河口湖での
遊覧船クルーズです。アンソレイユ号というフランスの蒸気船をイメージした定員120名
の船で約20分の快適な船旅を満喫しました。一時は雲に隠れそうだった富士山も、
ここへきて再び姿を現し、自分は係員さんの話を時折通訳する以外は、ほとんどの時間
記念撮影の写真係として奔走しておりました。

帰りの旅は、途中東名を降りてJR三島駅に寄ったりしたために、浜松まで5時間を超える
長旅となりましたが、富士山は依然として右側の窓からはっきりと見えて、富士川SAの
ビュースポットなども紹介することができました。
一日を振り返ると、往復で計8時間以上をバス内で過ごしていたことになりますが、これだけの
時間をガイディングに割けたのは通訳ガイド冥利に尽きることでした。
FUSIONの他のメンバーの皆様からも、激励のお言葉やバス内での余興のアイディア
まで惜しげもなく提供していただき、感謝に堪えません。
また何と言っても、良いお客様と関係者の方々に恵まれたことが大きかったです。
自分の添乗とガイディングについては、至らない点も多々あったかと思いますが、
最後まで辛抱強くお付き合いいただき、本当に感謝しております。
今後も勉強を重ねてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
by Koji
コロンバス寄港
Posted on 2012.03.31 Sat 18:07:13 edit
清水港にドイツの客船、アマデアとコロンバスが同時入港しました

清水港から地元の観光地を訪れるバスツアーが何台か出ました

お客様は全員ドイツ人ということで、ほとんどドイツ語の通訳案内士の方々が
添乗されたのですが、英語通訳案内士の私たちにもオファーがありました
バス内でのガイディングについは、基本的にドイツ人エスコートの方が主体と
なってマイクを持ち
、私たちの英語説明や日英通訳を、 英独通訳していくという、
私たちにとっては初めての形式となりました。

<お茶の郷コース>
まず、私が同乗したバスの行き先は「お茶の郷
」でした。 静岡といえば、やはり緑茶です

お茶の郷の職員が「茶娘」姿でノリノリのご案内をしてくださいました
盛り上げてくださって、ほんとに嬉しいですね

ドイツの方々はほとんど日本が初めてでしたが、
日本文化に対する興味はとても深く、
博物館内でも、茶道体験でも、またおみやげをお買い求めになるときも
たくさん質問を受けました

その後の満足された表情と笑顔に私も嬉しくなりました

<久能山東照宮コース>
こちらのコースは、家康の最初の埋葬地であり、
最近国宝にも指定された
久能山東照宮を訪れました
バスの中では主に静岡県や家康について お話ししましたが、
特に受けが良かった(と思われた)のはサッカー
の話題で、 バスを降りてからも「リトバルスキーを知っているか?」、
「なでしこジャパンは 素晴らしい

」など、皆様いろいろと話しかけてくださいました。 逆に東照宮では、埋葬方法や建築技法についての
たいへんするどい質問 に驚かされました
当日は激しい雨
で、残念ながら富士山は見えませんでしたが
、ツアー中にどうしても 富士山を見たい
というお客様の思いは 随所でひしひしと感じられ、 改めて日本観光に占める富士山の役割の大きさを実感しました。
<マリンターミナルにて>
岸壁では市民による歓迎の様子を見ることができました。
着物の着付けや茶会
の体験を喜ばれる方々、そして、清水芸妓置屋協同組合による踊りの披露は
日本人の私たちにとっても見応えのあるものでした

本当はもっともっとお伝えしたいことがあるけれど、
限られた時間と状況の中で、精一杯させていただきました。
この機会に本当に感謝したいです

by Hiro & Koji FAM trip in Shizuoka
Posted on 2012.03.25 Sun 17:26:27 edit
FAM trip in Shizuoka
旅行記( Mar.7〜Mar.11 )アメリカのツアーエージェントのスコットさんを,19:00熱海駅にてお出迎えしてから
5日間の旅が始まりました

アメリカのハイエンドのお客様向け日本旅行をカスタマイズ企画している会社の方です。
今回は、スコットさんに静岡県の魅力
を紹介する旅です
目玉としては、なんと、静岡空港が小型機駐機場を新設したのを機に,
チャーター”小型ジェット機”を旅程に組み込む
・・という日本では初のサービスという超リッチな目論みなのです。
伊豆〜牧ノ原まで20か所余りを巡り、どのような“静岡の旅”を提案したらアピーリングなのか探る旅です。
まずは、熱海から、『伊東マリンタウン』、『大室山』、と周り、稲取では、『雛の館』へ。
江戸時代から娘の幸せを祈って母親が古着を使って作る「つるし雛」、猿、柿、桃、薬袋、巾着、草履・・一つ一つ意味があってそれは興味深いものです。
スコットさんは“ビューティホー”の連呼でした。

東伊豆町では、昼食に地元名産"金目鯛"の煮付けを食べていただきました。
“アルフォンシーノ!" (金目鯛)はこの日の合言葉になったほど、美味しかったです。

そして、『河津町』に。
”河津桜”がちょうど満開で

川沿いの桜並木の中を散歩しながら感激して何枚も写真を撮っておられました。
河津桜は下を向いて咲くんですね〜!だから見上げると

ゴージャスな桜の花に包まれるような・・至福感があるのです。

「プライベートビーチはないか?」のご質問に、白い砂が美しい『白浜』近辺
を伊豆市観光交流課様のご案内をいただき探索。いい穴場ビーチも発見!
次は日本の夜明けの舞台『下田』に・・
『ペリーロード』を歩きますと、なまこ壁、ガス灯ととっても雰囲気ありますね。

黒船祭のメイン会場『下田記念公園』、開国広場からは下田の町、港が一望できます。
続いて、日本初総領事館だった『玉泉寺』へと。
ボランティアガイドさんの”こぼれ話”の通訳を・・興味深そうに聞いてくださいました。
境内では、1979年に来寺されたジミーカーター第39代大統領のモニュメントを見つけて驚いておられました。
観光協会様のご案内で、『下田検番』に。
初代総領事ハリスさん所縁のお吉さんは、下田一の芸者だったとか・・
芸者修練中の見学&突撃インタビューです。

芸者習練お稽古中の若い娘さんに、
「なぜ芸者に?」
「これまでどの位トレーニングしている?」
「毎日何時間のトレーニング?」 等々質問攻めです。
突然の訪問にもかかわらず、三味線と小唄をご披露して下さり感激です。
私自身も改めて日本伝統文化の素晴らしさ
を再確認しました。
第2日目は修善寺を目指して、『浄蓮の滝』に立ち寄り、そのすぐ近くにある
『ワサビ田』の綺麗な水とワサビの緑が目に鮮やかでとても爽やかです。
ワサビ田も、めずらしそうに写真を撮っておられました。

そして『伊豆温泉リゾート』です。『修善寺』高級旅館の視察です。
素敵な女将さん方のご案内で館内を見て回り、なかでも能舞台がある池のほとりに佇む
老舗某有名旅館!その和の心の細部にわたるこだわりの域には、大変感動されていました

『独鈷の湯』、『竹林の小径』を歩き・・
この修善寺の町の雰囲気をことのほか気にいられたようでした。

次は、富士宮へ移動、
『富士山浅間大社』では、神道文化の遺構、富士山信仰、”この花咲くや姫の神話”に耳を傾けられて・・
『高砂酒造』様では、歴史的趣ある店内で、富士山湧水で作られた日本酒を
サンプリングして、”Good!!” と笑顔。


山廃仕込みとは?から日本酒の日持ちに至るまで様々な質問が投げられ、
日本酒“SAKE”には興味深いご様子でした。
“浮世絵”を見たい
というご希望で、5時閉館の『安藤広重美術館』に着いたのが5時15分前です。
事情をお話し、ご厚意で15分だけ延長していただけて、見学させていただきました・・
「浮世絵はモネにも多大な影響を与えて、ワシントンD.C.の美術館には浮世絵がたくさん展示されている」と。。
アメリカにも、日本の浮世絵文化が浸透しているとは・・嬉しいですね

第3日は、ツアー目玉の小型ジェット機遊覧飛行です。

『富士山静岡空港』では、この日、小型ジェット機の駐機場新設に際し、
知事によるテープカット、一般公開見学のイベントが小雨がそぼ降る中行われました。
定員6名の小型機に乗り込み、わくわく体験です。
操縦席が目の前にあり、実際操縦するのが見えるシートに座るのは、まさに初体験です。
小さな飛行機でも全く揺れないのにはビックリ!です。
あいにくの天候で富士山は雲の中で残念でしたが貴重な体験をさせていただき、
実に通訳案内士冥利でした。
約30分ほどのフライトのあと、飛行機会社の社長様とこれからの展望とか和やかに会談されました。

笑顔で握手してお別れし、牧ノ原『お茶の郷』に。

可愛い茶摘み娘のいで立ちの女子社員の方がノリノリで館内を案内して下さいました。
お茶畑では“茶摘み”を歌ったり、踊ったり
と素晴らしいキャラクターでした。
スコットさんは楽しく日本茶の歴史、効能、種類、作り方、風習等々お勉強されて、
茶室に移りお抹茶とお菓子をいただき、ほっこりです。

施設では、にじり口のある“友賢庵”の4畳半の小間のお茶室を特に気に入られたようでした。
続いて、清水区にある『ドリームプラザ』『ドリームフェリー』見学です
。ドリームプラザでは、寿司屋さんが何軒もあり、回転寿司&いろいろのお店に入って夕食です。
意外なことに“とんかつ”がお気に召したようです

いよいよ最終日です。『日本平』、
『久能山東照宮』が最後の行程です。"徳川家康"という偉大な将軍の逸話から、400年前の日本情勢等、車内説明で・・
国宝指定された建造物、きらびやかな漆塗り、彫刻、その意味等、
現場説明させていただくうちに、タイムリミットが来ました。
静岡駅に向かう車中、全行程中ついに顔を出してくれなかった”富士山“なので・・


”Mt. Fuji Song”をご紹介、三人で"one more time!"”Once more!"とコーラスして・・
最後に笑顔で盛り上がったのでした。
静岡駅・・新幹線の改札口まで、、お別れの時です。

“Thank you very much!” と大きなハグにドキドキしましたが・・なぜか、ジーンと来ちゃいました。
一期一会のご縁があり、5日間もご一緒させていただいてお別れがさびしい気持ちと、
無事何事もなく業務を終えた安ど感とのミックスかな・・と思います。
”Have a safe trip! Mr. G”

今回は、長期にわたり同行案内という、大変貴重な経験をさせていただきました。。
通訳案内士として、突然の予定にない訪問先への変更や、
シナリオ通りには進まない行程の対応等、、
少しだけ免疫がついたような・・多少のことにはビビらなくなるように
鍛えていただけたような・・そんな貴重な機会を頂きました。
色々至らなかった点、反省点をふまえて、ステップアップせねば!と思います。
<反省点&学習点>
その1.連日業務、午後遅くなリ疲れてくると・・英語の瞬発力も見事落ちてくる!
その2.FITは、飽きさせないいろんな話題の引き出しが必要!
その3.FITは、daily conversation 能力がグループの場合よりずっと必要!
長々とお読みいただいてありがとうございました

最後に、今回のツアーにご協力いただいた関係者の皆さまに心から感謝して・・
お世話になりました!ありがとうございました!!
by Akiko
伊豆メディアツアーレポート
Posted on 2012.01.27 Fri 16:35:47 edit
お客様は、アメリカの女性ジャーナリストのマリアンさん、クリスさん、
ビデオレポーターのバレリーさんです。
1月13日の午後3時過ぎにJR三島駅でお迎えし、修善寺に向かいました。途中、
富士山の全景が見える三島市の郊外の高台に寄りましたが、残念ながら撮影するには、
時間的に無理があり断念しました。
この日は、修善寺の新井旅館に宿泊しました。新井旅館は明治5年に開業した
15の登録有形文化財を持つ伊豆を代表する老舗旅館です。桂川のほとりに立ち、
対岸には竹林の小径を望むことができます。
ここで彼女たちを魅了したのは、土地の食材をふんだんに取り入れた見た目も
鮮やかな会席料理や安田靫彦画伯の設計による大浴堂だけではなく、
中居さん達のきめ細かなサービスでした。
部屋に出入りする時に座ってふすまを開け、両手をついて深くお辞儀をする作法、
2人組になってすばやく布団を敷く様子、浴衣や丹前の着方も取材の対象になりました。
日本旅館の心のこもったおもてなしの心を十分、感じていただくことができました。

翌14日は、修善寺の史跡巡りに出かけました。都市景観賞を受賞した竹林の小径、
弘法大師が病気の父親を看病する孝行息子のために発見したという逸話のある独鈷の湯、
修善寺の名前のゆかりとなった弘法大師が開祖の修禅寺そして北条政子が23歳で暗殺された
源頼家の菩提を弔うために創建した指月殿を回りました。修禅寺はなんと手水が温泉なので、
早速作法を説明し、お清めをしていただきました。その後、住職さんに記帳をしていただき、
5円(ご縁)のお賽銭を入れて、取材の成功と旅の無事を祈りました。頼朝や頼家の肖像画を
お見せしながら、外国の方にはなじみのない鎌倉時代の政争の話に簡単に触れて、
当時の将軍のイメージをつかんでもらいました。朝のすがすがしい空気を吸いながら、
歴史とロマンあふれる散策で修善寺の魅力を十分、味わっていただきました。
工芸家や農家を取材したいというリクエストにより、紙切りや修善寺彫、
わさび農家を訪問しました。紙切りは、寄席などで行われる伝統工芸で、
下書きなしのはさみ一本で造形する即興アートです。
水口令子さんの作品は、心温まるどこか懐かしい独自の世界があり、彼女達を
すっかり魅了しました。クリスさんにより、繊細で的確に紙を切る手さばきの様子が、
リアルタイムでアメリカのメディアに配信されました。バレリーさんが撮った修善寺の
写真に日本で立ち寄った場所を組み入れて即興で紙切りを作成したり、クリスさんのペット
の写真から作品を創作し、その出来栄えの繊細さと構図に大いに感激させられました。
マリアンさんからは、作品の付加価値を高めるために紙の材質を高価な和紙にしたらどうか
というアドバイスもいただき、有意義で楽しい文化交流となりました。

また、修善寺彫でも、鍵和田松丘さんが筆のように彫刻等を自在に扱い、表面が平らでない竹に
達筆に文字や図案を掘る様子をビデオに収めました。松丘さんの技法にいたく感心されて、
クリスさんはご自分の名前をアルファベットとカタカナで、バレリーさんはprosperityの
日本語版、「繁栄」の文字を掘ってもらい、お買い上げになりました。
ワサビ田では、伊豆ワサビの歴史、その特徴や栽培上の工夫点などを説明しました。
ワサビ農家のご主人のインタビューを収録の予定でしたが、英語が話せるガイドが天城の魅力も
踏まえてワサビのアピールをしたほうが良いということになり、急きょ私が取材される
ことになり、メディアデビューをしてしまいました。ここでは、以前マリアンさんが取材された
方と、偶然の再会を果たすというハプニングもありました。摺りたてのワサビが載った
アイスクリームは外国の方には辛すぎるかなと思いましたが、おいしいと好評でした。
お土産にワサビチョコレートをお買い上げになりました。
この日はリゾナーレ熱海に宿泊しました。昨年12月にオープンしたファミリー向けの
高級リゾートホテルです。このホテルは高台にあるため、海をイメージしたブルーに統一された
客室から房総半島を望むことができます。また、遊具やキッズルームがいたるところにあり、
子供向けのロッククライミング用の壁まであったのは、驚きでした。ここのスタッフは、
フレンドリーで常に笑顔を絶やさず、ほとんどの方が英語対応ができます。新しいタイプの
リゾートホテルの到来を感じました。
今度はプライベートで我が子を連れて来てみたいなと思いました。
15日、最終日は熱海梅園を訪れる予定でしたが、今年は開花が遅れているので取りやめ
となりました。
熱海では、芸者さん達の「湯めまちをどり華の舞」を取材しました。熱海芸妓見番では、
平成10年より毎週土日曜日の11時から熱海芸妓見番歌舞練場で一般の方を対象に日本舞踊の
公演をしています。公演前に組合長さんや芸者さん達が時間を割いてくださり、芸者姿のままで
インタビューに応じてくれました。記者さん達からは、この世界に入った動機、お給料、
着物やかんざしなどの値段、着付け、一日の労働時間、退職年齢、普段の生活ぶり
などの質問がでました。
ストーカーまがいの客への対応やボーイフレンドの有無などの立ち入った質問にもあでやかに、
にこやかに答えてくれました。厳しい稽古を通して培った振る舞いや表情、
お正月のはれ着の着こなしに、お客様を大切にもてなすというプロ意識を感じました。
お座敷にて、おいしいお料理をいただきながら、芸者さんの「粋な」芸を心ゆくまで堪能
してみたいと願いながら、歌舞練場を後にしました。
その後、熱海駅でジャーナリスト一行をお見送りして、今回の通訳案内を終了しました。
このご案内を通して、メディアで働くアメリカ女性の記者魂とも言えるプロとしての心構えを
学ばせていただきました。興味のあることには深い関心を寄せ、納得のいくまで取材し、
リアルタイムでメディアに発信する行動的な姿勢です。素晴らしいと感じる対象には、
称賛や励ましの言葉を惜しみません。実際に気に入った工芸品をその場でお買い上げいただいた
ことが言葉だけの称賛ではないことを物語っていました。
また、今回のメディアツアーで出会った伊豆の方々から、
改めて日本文化の素晴らしさ、継承していくことの大切さ、
温かいおもてなしの心を教えていただきました。
皆様、ありがとうございました。感謝です。
by Prudence


