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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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秋月に響くいにしえの音色 

10月10日(祝)、静岡市清水区の鉄舟寺に伝わる
「薄墨の笛」のコンサートに行ってきました
800年程前に、同寺の前身である久能寺
源義経が寄進したと記録が残っているそうです。

由緒正しき源氏に受け継がれた笛、
つまり、源義経が京都で弁慶と出会った
あの有名なシーンで吹かれていた笛
…ということです

境内のかがり火おぼろ月に出迎えられて
本堂へ入っていくと…
まもなく誘われる中世の世界への期待感が高まっていました

ろうそくの灯りと、月明かりのみが照らす幻想的な本堂の中、
語りは俳優の江守徹さん、重厚な声が響きます
琵琶奏者の田原順子さんの演奏と
「祇園精舎の鐘の声~」の唄で始まる平家物語
まるで中世に戻ったようでした

その後、いよいよ世界的横笛奏者である赤尾三千子さんによる
「薄墨の笛」の演奏と共に、さらなる異空間へ・・・
赤尾さんは映画の「レッドクリフ」で吹き替えもされた方だそうです。

毎年秋に鉄舟寺で開催されていたコンサートなのですが、
来年は静御前の生まれ故郷、四国での開催となるそうです。
静岡から3日間のツアーも予定されています。

薄墨の笛縮小

日本古来の楽器の調べには、オーケストラにはない世界観がありますね
今回のコンサートを機に思い出したのが、
その魅力を引き出し、世界に衝撃と影響を与えた武満徹氏の活躍です。
武士道・茶道・禅にも通じる「侘び」の世界が音で表現されたような感じです。
鉄舟寺のコンサートは、800年前と変わらない月と笛の音が誘う世界
日本人に流れる心が脈々と受け継がれて、初めて感じ入る境地なのかもしれません。
奥が深い・・・です 

                                                                                                           by Hiro
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