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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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静岡ホビーショー2012 

第51回静岡ホビーショーが5月中旬にツインメッセ静岡で開催され、
18日の業者招待日に商談の通訳として参加させていただきました。
今回のクライアントである(有)ファインモールド様は、プラモデル業界の中でも
ひときわ個性的な製品で異彩を放っている会社で、その評判は専門誌などを通して
すでに海外にも届いています。事前に同社ホームページなどをリサーチ
していたので、この日がくるのが非常に楽しみでした。

事前準備としては、実際にモデルショップへ行って店員さんと話したり、
プラモデルを何年ぶりかで購入し作ってみたりもしました。

hobbyshow

当日は業者招待日とはいえ、かなりの人の数で熱気にあふれていました。
今回は結局、短時間の間に計5件の海外バイヤーとの商談が行われましたが、
国別の内訳はアメリカ・ロシア・ドイツ・オーストラリア・ニュージーランドと
多岐にわたり、「模型の世界首都」という静岡県に冠せられた呼称がまさに的を
得たものであることが、この点からもよくわかります。
使用言語はすべて英語で、特に2組目のロシアの方々は独自に英語の通訳を同行
されており、ロシア語から英語へ、さらに日本語へと、二重通訳という形になり、
世界のビジネスは英語中心に動いていることを実感しました。
商談においては、例えば万が一通訳にミスがあったりすれば、それがクライアント様
の不利益につながってしまいますので、気を使いました。特に、重要な価格交渉など
は、極力紙に書いて行うようにつとめました。
語句の面で苦労したのはやはり固有名詞で、特に関連企業などの名前が話題に上る
時です。その種の語句は、例えば日本語の発音をそのまま英語で言っても通じない
場合が多々あります。こうしたことからも、商談通訳では、いかなる業種であれ、
その業界全体の事前リサーチが不可欠なことを再認識しました。

商談の合間にはファインモールド様のブースで、展示された製品を鑑賞させていただく
機会もありましたが、その精巧さには本当に驚くばかりでした。「細部へのこだわり」
という一言で片づけるのは簡単ですが、これらの製品においては、そのこだわり方が
尋常ではなく、あまりに徹底しているために、ある種異様な感動を覚えます。
細部の造形には最先端の機器が導入されているとのことでしたが、にもかかわらず、
「手作り感」「人間味」といったものも同時に伝わってきて、こうした製品が作られる
までに、一体どれだけの現物へのリサーチ、どれほどのトライアル&エラーが繰り返され
たのかを想像すると、気が遠くなる思いがしました。

finemolds

実際に現地でこれらの製品を見たときに受けた感覚を表現するのにぴったりの言葉を
以前何かの本で読んだような気がしていました。いろいろ調べたら、だいぶ前に読んだ
Rita Hayworth and Shawshank Redemptionという本の中に下記の一節がありましたので、
そのまま引用させてください。
"Looking at them, I felt the warmth that any man or woman feels when he or she
is looking at something pretty, something that has been worked and made 
-that's the thing that really separates us from the animals, I think -and I felt
something else, too. A sense of awe for the man's brute persistence."

模型に少しでも関心がおありでしたら、ぜひ下記のホームページもチェックしてみてください。
ファインモールドHP
・ウィキペディア「ファインモールド」

最後に、関係者の方々、今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。
「模型の世界首都」静岡県の通訳・通訳案内士として、今後も模型に関する分野の勉強を
継続して続けていきたいと思っています。

by Koji

*製品写真については、(有)ファインモールド様の許可をいただいて掲載しております。
















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今年はロンドンオリンピック! 

今年も国際陸上と共に過ごすGW
ロンドンオリンピック開催の年であるため、
静岡国際陸上では、外国人選手団と日本チームが競う
リレー種目が加わりました。
そのため、81名の外国人選手・コーチ・スタッフをお迎えすることになりました。
前夜のレセプションも賑やかな食事風景でした


毎年のことながら、多種多様の個人競技を支え、運営する
主催者・関係者の皆さまの努力に感動します
及ばずながら、今年も裏方のひとりとして
時間厳守のロールコール(召集)エリアを走りまわる体力派として頑張りました

国際陸上PRM表紙(UP)   国際陸上PRM中(UP)
これがプログラムです


招待選手の競技の合間に、静岡の予選を勝ち抜いた
頼もしく、可愛らしい子供たちの競技は何とも微笑ましいです。
ニュージーランドのコーチが「君たちも走るのか!すごいね
目尻を下げて話しかけていました


リレー参加国などを中心に、団体でワイワイと賑やかな若者たち
楽しそうな笑顔も、競技直前には真剣でキリッとした表情に変わります
コーチと二人で参加する選手もいれば、まだ20歳くらいで単身来られる選手もいます。
人数が多いためか、当日はいろんなことを聞かれたり、求められて大忙しでしたが、
どの選手も「頑張れ~と見守りたくなりました。まるで母のような気持ち・・・


結果は外国人選手は4人が個人競技で優勝しました
身体の大きな外国人選手たちに混じって、
日本の選手団ももちろん頑張っていました


選手の皆さんが、今夏ロンドンで
大きな花を咲かせることができますよう
静岡からお祈りしています。。

                                            by Hiro

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インセンティブツアー "FUJI Sightseein" 

少し前のことになりますが、静岡県西部を拠点とする企業のインセンティブツアーに
通訳案内士として参加させていただきました。早朝に浜松のアクトシティを出発し、
途中東名SAと花見のスポットに立ち寄る以外は、ほぼノンストップで河口湖を目指す
片道約200キロの日帰りバス旅行です。ある意味「静岡県縦断ツアー」とも言えるもので、
この機会に静岡のことをいろいろアピールするチャンスと、お話をいただいて以来、
ずっと楽しみにしておりました。

「日本にいるうちに富士山が見たい」というお客様からの要望でこのツアーになったことは、
事前にエージェント様からも聞いていたので、当日の天気は非常に心配でしたが、
なんとか晴れてくれてほっとしました。ただ、天気は晴れていても富士山に霞がかかって
見えないことはよくあるので、静岡市に差し掛かるころには見えてほしいと、祈るような
気持ちで出発しました。

前半は主に、浜松市を中心とした静岡県西部の説明、東名と新東名(この時点ではまだ
未開通)、また「日本人と桜」などのテーマでお話しさせていただきました。途中、
掛川市を過ぎて、牧の原台地に差し掛かるあたりから、東名の周囲にも茶畑が目立ち始めます。
ここでは当然静岡茶について話すことになりましたが、その際、昨年6月に行われた
「FUSION日本茶研修」の時のノートと資料が大変役に立ちました。自分が防霜ファンの
役割にについて詳しく知ったのもこの研修でしたし、あの時準備くださった方々には、
(遅すぎますが)御礼申し上げたいと思います。

そうこうするうちに、ちょうど日本坂トンネルのあたりだったでしょうか、ふと前方を見ると、
富士山が眼前に雄大な姿を現しているではないですか!反射的に思わず後ろの客席を振り返り、
「Ma-Ma-Mt. Fuji!」と叫んでしまいました。そこから興奮して富士山について一気にまくし
立ててしまったために、気が付いたときには薩タトンネルと由比の絶景ポイント(広重の浮世絵
にも描かれた富士山と駿河湾の景色)をとっくに通り過ぎてしまっていました(;;)
東名でも一二を争う富士山ビューイングスポットであるこの地点を、浮世絵なども使いながら
マイクでじっくり紹介するよう事前準備はしていたのですが、自分は早々と姿を見せてくれた
富士山に調子づいてしまい、本当に重要なポイントをガイディングする機会を逸してしまい
ました。この点は、運転手さんに(薩タトンネルで声をかけてもらうよう)事前にお願いして
おけばよかったと、いまでも後悔しています。

浜松を出て2時間くらいたったころ、最初の訪問地である御殿場平和公園に着きました。
この公園は、箱根外輪山の中腹に位置し、独特の形をした白い仏舎利塔で有名なところです。
近年、特に東アジアからの観光客の増加で話題になっている場所ですが、確かに当日も
アジア系の人々でごった返していました。肝心の桜は、残念ながらまだ4分咲きと
いったところでしたが、それを補ってあまりあるほど、ここから見える富士山の眺望は
すばらしく、お客様もさかんに写真を撮っていました。旅行経験豊富なお客様も多く、
「日本や中国で見る仏像は、インドで見たものとは形などがだいぶ違っているが、
なぜなのか?」など、鋭い質問に驚かされました。

heiwakouen


山梨県に入り、富士ビューホテルで昼食をとった後は、この日のメインである河口湖での
遊覧船クルーズです。アンソレイユ号というフランスの蒸気船をイメージした定員120名
の船で約20分の快適な船旅を満喫しました。一時は雲に隠れそうだった富士山も、
ここへきて再び姿を現し、自分は係員さんの話を時折通訳する以外は、ほとんどの時間
記念撮影の写真係として奔走しておりました。

imasage2.png


帰りの旅は、途中東名を降りてJR三島駅に寄ったりしたために、浜松まで5時間を超える
長旅となりましたが、富士山は依然として右側の窓からはっきりと見えて、富士川SAの
ビュースポットなども紹介することができました。

一日を振り返ると、往復で計8時間以上をバス内で過ごしていたことになりますが、これだけの
時間をガイディングに割けたのは通訳ガイド冥利に尽きることでした。
FUSIONの他のメンバーの皆様からも、激励のお言葉やバス内での余興のアイディア
まで惜しげもなく提供していただき、感謝に堪えません。

また何と言っても、良いお客様と関係者の方々に恵まれたことが大きかったです。
自分の添乗とガイディングについては、至らない点も多々あったかと思いますが、
最後まで辛抱強くお付き合いいただき、本当に感謝しております。

今後も勉強を重ねてまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

by Koji













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