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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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在京タイ王国大使館特命全権大使来静 

9月1日 ( 土 ) 在京タイ王国大使館ウィーラサック・フートラクーン特命全権大使が
静岡を訪問なさいました。
静岡出身の山田長政が江戸時代にタイに渡ったことから、静岡とタイのつながりは大変
深いものがあります。
また、今年は山田長政がタイに渡って400年になる記念の年でもあります。
毎年静岡日タイ協会の主催で日タイ友好フェスティバルが青葉シンボルロードで開催
されます。今年の開催は第3回で、大使が開会式にご出席され、ご挨拶をくださいました。
会場には多くのタイの方々、タイに関係する静岡の方々が集まり、大使のご訪問をお迎え
しました。大使は多くの方々にお声をかけてくださり交流を深めてくださいました。
午後は駿河国総社静岡浅間神社を訪問しました。
神社には山田長政が奉納した軍船の絵馬があります。
毎年10月に山田長政祭りが行われる浅間通りを歩き、山田長政の胸像をご覧になられました。
静岡は徳川家康ゆかりの地です。徳川家康の神廟がある久能山東照宮に行きました。
東照宮では落合宮司が出迎えてくださりご案内をしてくださいました。
江戸時代はタイのアユタヤー時代にあたります。この頃、日本とタイの貿易は盛んでした。
特にタイからはエイと染料にする蘇木を輸入しました。
エイの皮は日本刀の柄に使用されました。
東照宮の博物館でエイの皮を使用した日本刀をご覧になられ、
タイと日本の歴史を振り返りました。

今回このような貴重な体験をさせていただく機会を得ましたことに心より感謝申し上げます。
また、お世話になりました関係者の皆様、行く先々での温かいおもてなしに心より
感謝申し上げます。

静岡は古くからタイとの交流があります。今回大使が静岡を訪問され、静岡との400年にも
及ぶ交流を深めていただきまししたことに心より感謝を申し上げます。
大使がお話しされる一言一言のお言葉は、伝えることの大事さを教えてくださいました。
ありがとうございました。タイと静岡のより一層の交流促進が図られることを期待します。

最後に、今回ウィーラサック大使をお迎えするにあたりまして、ご指導くださいました
ニッタヤー教授に心より感謝を申し上げます。

By Kinnaree(タイ語通訳案内士)





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世界こども劇場 

~世界こども劇場 Part3~

≪サティさん≫私は2劇団を担当しました。
ひとつは、ポーランドの劇団ザ・アトフリシアターによる"サティさん"です。

舞台設定は極めてシンプル。
まずは、一台のアップライトピアノ
フロントの上下パネルは外され、
中のストリングがむき出し、調律の時よく見られる状態です。
次に、ピアノの前に敷かれた細長い白い紙のフロアー、
ピアノの背面には同幅の白い紙が吊されました。
以上なのですが、紙を触るとそのこだわりが伝わってきました。
よく見ると和紙のような感触です

セッティングはシンプルでも、上演中の照明の位置、照度、
絞りや動きのタイミングなど、同行した音響・照明担当者と、
日本側の照明スタッフさんの遣り取りは、まさに「プロの世界」を感じました

『ジムノペディ』などのピアノ音楽で有名な作曲家「サティ」
その世界を思わせるようなピアノ音楽に合わせて、
二人のパフォーマーが紙を使って、パフォーマンスを繰り広げます
そのどちらも、そしてマッチングも素晴らしかったです
ピュアな感性は、見ている赤ちゃん、幼児にダイレクトに響いていると実感できました。

パフォーマンスの最後には、パフォーマーと一緒になって、
子供たちが紙のフロアーの上で、紙を自由に破ったり、紙吹雪と戯れたり・・・
喜々とした笑い声が響きました
子供って、新聞紙、段ボール、ティッシュなどなど、
ごく身近なものが最高のおもちゃなんだな~ということを
改めて思い出させてくれました。
まさに五感を使って感性を引き出してくれる。。。
おもちゃやゲームなど、既成のものでは決して与えてもらえない、
極上の経験だったと思います


サティ 


≪クレープ・クレープ≫
もうひとつの担当は、フランスの劇団ショック・トリオによる"クレープ・クレープ"です。
こちらは、クラウンたちが繰り広げる愉快な音楽劇です。
声を立てて笑う子供たちを見ていると、
言葉なんて要らない、笑いは世界共通であることを再確認できるような、
そんな楽しく、心温まる上演でした

パフォーマーのジャグリングや楽器演奏など多彩な芸は素晴らしかったですし、
それに加えて、セッティングの際の照明と音響へのこだわり、
詳細な打ち合わせと、長時間にわたる入念な調整、頭が下がる思いでした。
舞台裏を支えるスタッフ皆さんの努力に立ち会うことができ、
本当に貴重な体験だったと思います

舞台裏でひとつおもしろかったこと
この劇には、『白鳩』が一羽登場します
生きた鳩をフランスから連れてくることはできないので、現地調達しなければならず、
スタッフが富士宮市在住のマジシャンの方からお借りしました。
調教が心配とのことで、ペアで2羽づつ計4羽がケージに入って到着しました。
翌朝楽屋を覗くと、なんと卵を産んでいましたそして翌日もまた・・・
劇団の皆さんは特に驚く様子もなかったので、「そういうもの!?」だったようです。
本番に登場した子はとてもおとなしくて、飛び回ることなく無事大役を果たしました

choc trio 2(縮小)

≪おわりに。。。≫

最終公演を終えた劇団の方々と、グランシップ館長様の会話に立ち会った際、
「子供たちに質の良い舞台を見せてあげたい」という館長様の信念を伺い、心を打たれました
その思いが劇場スタッフの皆様にも現れている証拠として、
すべての劇団さんが、「最高のスタッフ・環境だった」と口を揃えて賛美されていました
静岡にこのような場があることを、心から誇りに思いましたし、
その一端に携わることができ、私たちも一同、とても感謝しております
この『世界こども劇場』が、来年以降もずっと続き、
未来を担う子供たちの感性を育む場であって欲しいと願っています
本当にありがとうございました


by Akiko, Koji, Prudence and Hiro











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世界こども劇場 

~世界こども劇場 Part2~
≪ストーン≫
スペインの劇団エルロメ・ディブイクサット
(EL THEATRE DEL L’HOME DIBUIXA )による
“ストーン(Stone by stone)を担当させていただきました。


「ある日、素足で海岸を歩いていると、たくさんの石があることに
気付きました。
注意深く見つめていると、ただの石以上の何かを感じました。
そして湧き上がる想像力が生命のない物体を用いて、
子どものためのパーフォーマンスへと繋がっていきました
これは、劇作家であるローザ・ディアズ(Rosa Diaz)さんの言葉です。
この指人形劇ではティアン・ゴムバウ(Tian Gombau)さん演じる海辺に暮らす孤独な少年が、
浜辺で出会う近隣の人々との心の交流を通して、成長していく様子が詩情豊かに描かれています。
ティアンさんは、巧みな手や指の動きで複数の登場人物を一人で演じて見せ、
浜辺を模したセットの中で石や貝殻に命を吹き込んでいきます
流暢な日本語を通して、観客と一体となって少年の心の成長を共有しながら、
感動のフィナーレへと続いていきます

ストーンphoto     ストーン家族と
公演中のティアンさん                      ティアンさんご一家と


ストーンさんの公演を通訳という形で、支援する中で多くのことを学ばせてもらいました。
まず、ティアンさんのすざましいまでのプロ意識です
彼はこの劇をスペイン語を始め、英語、フランス語、ドイツ語、日本語で演じてみせ、
世界中の子ども達(対象年齢2歳より)に友達の大切さに気付かせ、大きな感動を与えています。
毎回公演前の1時間のリハーサルを入念に行い、日本語の発音、アクセントなど確認する姿から、
張りつめた厳粛な雰囲気を感じました。
また、演劇を支える裏方の皆様の熱意と専門的な技術力には、感服いたしました。
演劇が総合芸術であるということをまさに実感しました。
私自身は、3日間同じ劇を観賞するこという恵まれた環境を通して、劇への印象がより鮮明になり、
内的な理解がより深くなるという貴重な体験をさせていただきました


グランシップ館長とツアー・マネージャーのアナ・マリア・サラ(Ana Maria Sala)さんとの会談にも立ち会いました。
子ども達に質の高い演劇を提供したいという共通の目的やスペインの演劇界の動向、
政府の文化行政等に話が及び、有意義な交歓のお手伝いができました。

Part3へつづく・・・

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世界子供劇場 

         世界子ども劇場 

7月27日・28日・29日の3日間、グランシップ『世界子ども劇場』が開催されました。
スコットランド、カナダ、スペイン、ポーランド、フランスから世界の演劇、
パフォーマンスがグランシップに集合しました
ちびっ子たちの目が輝く「子ども劇場」です。

当会から4名、カンパニー(劇団)と現場スタッフとの間の裏方通訳で
それは貴重な経験をさせていただきました。

会場づくりから、セット、音響、照明、と新分野に挑戦です。
仕込み(準備)~本番まで長時間に及ぶ、体力を要する物づくりの現場でしたが、
パフォーマーから制作スタッフ、すべての関係者のご苦労を目の当たりにして・・
「”観劇料“って断じて高くないなぁ・・」が実感です。
お客様の楽しんでいる姿や、感動が肌で感じられ、やりがいと達成感のある
クリエイティブなお仕事の魅力を体感しました。

世界の子ども劇に、子供の感性は文化や言葉の違いを、楽々と超えてしまい、
世界各国のステージ表現に出会った、子どもたちのキラキラした目や、笑い声
その素晴らしい反応に触れて、裏方の私達も心より嬉しく思いました

今回上演の5つの劇団のショーをご紹介します。

《ホワイト》
私は、スコットランドの劇団キャサリンウィール(Catherine Wheels)による“ホワイト
を担当させていただきました。
タイトルの通り、すべて真っ白な世界にたくさんの鳥の家・・鳥の白い卵の世話をする
白づくめの服装の二人の男性、コットンとリンクルが繰り広げる、心が温かくなる物語。。
ある日、高い木からなんと真っ赤な卵が落ちて来て・・ビックリ仰天・・
意外な展開になります。
コットンとリンクルの会話はすべて英語ですが、ちびっ子達はちゃんと
豊かな感性で展開を楽しむのです。

CIMG1533.jpg
  最終ショーを終えてメインスタッフと・・いい笑顔(*^^)v

シンプルだけど、深いメッセージ性もあり、大人をもなぜか感動させる
ストーリーが展開します。 
出演者のお一人に、「子ども劇なのに、なぜ大人の私が“ホワイト”の世界に魅了されて
感動しちゃうんでしょう??」と聞いて見ました・・
すると彼は、「きっと人生を反映しているからだからだろうな・・」というお答えでした。

ショーの最後に真っ白だけの世界から いろいろなカラーがキラキラ輝き・・
私は、”多様性を賛美、違い、個性を認め合うことの素晴らしさ・・”そんなメッセージを受けました。 
ちびっ子達もショーの最後に、空から降ってくる七色の紙の一片一片をを拾い集め、
大事そうに持って帰りました。

 ショーが終わって、私もステージマネージャーのクレイグさんと並んで、
“Thank you! See you!” と小さなお客様に手を振ってお送りする所に、
3,4歳位の可愛い女の子がお母様と 私達に近づいてきて・・
It was great! “ とちょっと恥ずかしそうに小声で言ったのです!
素敵なサプライズ! 心から嬉しくなりました。
きっと素敵な国際人に成長するだろうな~と思いながら、後ろ姿をお見送りしました。

ホワイトは、とてもテクニカルなショーで、電気関係の通訳が冷や汗物でしたが・・
6回のショーも満席で大好評に終わり、本当に素晴らしい経験をさせていただきました!
ありがとうございました。               

《ひつじ》
続いては、カナダの劇団コパス(Corpus)による"ひつじ"(Les Moutons)です。
このパフォーマンスは一口で言うと、"衣装”を着て羊になりきった人達が、家畜用の柵の中で、
人から餌をもらったり、羊飼いに毛を刈り取ってもらったりなど、羊の生態を模写するという
ものです 見所は、表情からささいな動作に至るまで、役者さんたちの羊への
「なりきり方」がユーモラスで、また、随所にハプニングの要素(狼の襲来など)もうまく
盛り込まれているために、子供達ばかりでなく大人でさえ、30分間彼らの行動にくぎ付けに
なってしまいます
当初、リハーサルの段階では、暑い中で着ぐるみを着る役者さん達の体調も考慮して
屋内での公演も検討されましたが、やはりRealityを重んじようということで意見が一致し、
予定通り屋外の芝生広場で行われる運びとなりました あの7月の太陽の下で演じた
役者さん達はさぞかし大変だったろうと思いますが、公演中はもとより舞台を降りてからも、
不平不満や苦しそうな表情を一切見せない彼らに、強烈なプロ意識を見る思いがしました。

image1.jpg


公演の合間には、コパスのArtistic DirectorであるDavidさん(今回の羊パフォーマンス
はすべて彼のbrainchildでもある)主導の下で、羊になりきる「ひつじ体験ワークショップ」も
開かれ、自分も参加させていただきました!
まず最初は「羊の基本姿勢と歩き方」をみっちり仕込まれ、次は「羊の目の動き」を習得、
といった具合に次々と羊の習性を会得していきます
Davidさんの教え方も丁寧でわかりやすく、最後は参加者全員が「どこに出しても
恥ずかしくない羊」になってワークショップは終わったのでした。
参加してみて、彼らの羊パフォーマンスの背後にこれほど綿密な生態観察があったことを知り、
改めて驚かされましたし、また、Davidさんから"You were a good sheep!”と言葉をかけて
いただいた時は、参加して本当に良かったと思いました

最後の日に、メンバーのマイケルさん・エミリーさんとタクシーに同乗した際、日本の
オーディエンスの印象を聞いてみました。彼らによると、日本の観客は他の国に比べ、
よりattentiveであり、自分たちに対してrespectful、また「見ていて泣き出す子が多い」
そうです また、「あの羊パフォーマンスの背後には、何か隠されたlessonなり
メッセージがあるのですか?」と聞いてみたところ、彼らの答えは、「観客の一人一人が、
それぞれ独自のメッセージをあの劇から受け取ることができればいいと思う。おそらく、
考案者のDavidもそれを願っているだろう」ということでした。

静岡での計5公演には、炎天下にもかかわらず多くの人が"ひつじ”を見に来てくれました
ただ、彼らのパフォーマンスの素晴らしさを思うと、今よりもっと多くの人に認知され
楽しまれるべきだという思いを拭い去ることができません。今でも十分世界的に人気の
彼らですが、日本でもより一層ファンの数が増えることを願います。

Part2 へつづく・・・



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