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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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シンガポールのお客様をご案内☆ 

梅雨明け前の6月
シンガポールよりビジネスで来日されたTan様ご家族に同行、
ご案内する機会をいただきました。

◆富士山周遊◆
来日してすぐの翌日
世界遺産・富士山を周遊する一日を過ごしました。

あいにくの雨模様、富士山の眺望は絶望的と思われました。
ところが、何ということでしょう!
静岡側から須走を抜け、河口湖に近づき梨ヶ原を左手にした時、
どど~んと大きな大きな富士山が、裾野から頂上までのくっきりと姿を現し、
出迎えてくれたのです

ドライバーさんも私も仰天でしたが、お客様は奥様、お子様をはじめみなさま、
大はしゃぎでそれぞれのカメラに雄大な富士山を夢中で収めていました
富士吉田口五合目まで行った際も、雲に隠れることなく富士山の姿を

楽しんでいただけました

Tan様五合目家族写真
この時期のお天気を考えると、くっきりと見えた富士山はまさに「奇跡」
Tan様ご一行の滞在は、このような幸運の中スタートしました。

by Hiro


◆東京観光◆
中一日置いて、ご家族8名で貸切バスにて、東京に向かいました
皆様、仏教徒なので旅の始まりに静岡市清水区の清見寺を訪れました。
徳川家康ゆかりの部屋や庭園、羅漢石仏を見学し、旅の無事を祈願しました。
お子様のご希望により秋葉原のアニメショップへ
その後奥様が西麻布にてお買い物
大変高価なバッグが並んでおり、目の保養をさせていただきました
夜は、隅田川の屋形船で夜景を堪能し、お台場のホテル日航に宿泊しました
ホテルでは、お部屋が角部屋のため、急な変更となりました。
(迷信だそうですが、中国の方には、角部屋には特殊な感覚があり、
タン様はどうしても角部屋では、安眠できないそうです。)

 

2日目は、渋谷、原宿でショッピングをし、夜はホテルニューオオタニで鉄板焼
ドライバーさんと共に夕食をご一緒させていただきました  
 
3日目は、ワンデーパスポートを購入し、ディズニーシーで1日、
ご家族で楽しんでいただきました。
夜は、銀座の乱月で和食。タン様は水産関係のお仕事なので魚介類には
深い知識がおありです。私が予め翻訳しておいたお品書き一つ一つを見ながら、
お召し上がりになり、新鮮なお造りや寿司、夕張メロンに満足されて完食でした
気に入っていただけて、良かったです  

4日目は、銀座で終日、ショッピングの予定でしたが、9歳のお子様が
ガンダムがお好きと分かった時点で、午後から、お台場をお勧めしました。
ガンダムミュージアムやいくつかのアトラクションの入ったビルをご案内しました。
巨大なガンダムモデルが実は静岡のバンダイ社の作品だと知って、驚かれていました
お子さんは、大きなプラモを9箱も買い、「全部自分で組み立てる」と
とても喜んで いました。
私が用意したポケモン、ワンピースなどの鉛筆、折り紙などの
小さなプレセントもとても気に入ってくれました。
(今や、日本のアニメは絶大なる人気です。 お子さんがツアーに飽きてしまった
時のために、このような用意をすることにしています。)
 
5日目は、午前3時にホテルを出て、羽田にお送りしました
「又会いましょう。」と言って笑顔で握手して、お別れしました
無事、飛行機が離陸したのを確かめて静岡に戻りました。



今回、ハイエンドなFITのお客様をご案内する機会に恵まれ、
貴重な経験をすることができました
終日ショッピングと大まかなスケジュールでは企画に無理があり、
代案を用意しておく 必要を感じました。 また逆に、個人のお客様の場合は、良かれと思って、
きっちり 行程を組むと返って動きが取れなくなり、現場で困ることになることも分かりました
この点は、ガイドとして臨機応変な対応が必要だとつくづく実感しました。
ガイドとして、まだ未熟な点もあり、今後、更に研修を積みたいと思います。

By Prudence

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国際コモンズ・フィールドトリップ 

富士山を挟むふたつの”ふじのくに”
やまなし通訳案内士会さまとの夢のコラボが実現。
本当に嬉しく、貴重な機会をいただけました

国際コモンズ学会開会日の6月3日、
レセプション会場である「恩賜林庭園」へのショーツツアー添乗は無事終了
いよいよ会議最終日6日には、富士山をとりまく山梨県・静岡県の地域における
「コモンズ」研究の対象地を巡るフィールドトリップ10コースの各バスに、
私たちは乗り込みました

静岡側(5名)が請け負ったコースは5コース
(写真提供/ 静岡県観光協会およびFUSION)

①駿河湾・由比桜エビと町おこし
駿河湾の共有財産・桜エビのプール制で有名な由比桜エビ漁港での研修です。
毎回漁獲量を自ら決めて資源管理保護。
漁獲高は組合員で公平分配するプール制を導入40年余の成功例の素晴らしい漁港です。
桜エビと富士山photo  由比漁港photo

②富士山の湧水「水の都・三島」
NPOグラウンドワーク三島の活動を研修・体験しました。
静岡県三島市では市民・行政・地域産業が協力して富士山の湧水を守り
地域起こしの活動を行っています。
蘇ったきれいなせせらぎの中で、一旦は絶滅した三島バイカモが涼しげに
白い花を咲かせ、湧水は市民の憩いの場所になっています。
三島湧水photo   三島photo

③世界ジオパークを目指す伊豆半島の茅場・漁業・温泉
温泉で有名な伊東市を訪れ、独特の地形がもたらした自然の恵みを
伊豆ジオパークガイドの方から説明をいただき、
大室山・富戸漁港における資源共有のシステムを 
それぞれの地元の方々からお話いただきました。
大室山photo  城ヶ崎吊り橋  カピバラ

④富士山の草地利用
富士山周辺を巡り、住民や地域代表者も交えて
入会や草地利用の現状、周囲の自然などを観察しました。
富士山朝霧高原  富士山と朝霧高原②

⑤道志村における民有林の保全
横浜市が利用している水道水のルーツをたどる研修旅行でした。
道志村にある横浜市水道局が管理している
水源かん養林から道志川沿いに津久井湖まで行き
横浜市の水源の歴史などを学習しました。
参加者(アメリカ、カナダ、ブラジル、インド等)全員と仲良くなり、
和気あいあいとしたとても楽しいフィールドトリップになりました。
道志村①photo  道志村②photo

草地・茅場・漁場・水・温泉などの自然環境の恩恵である「共有資産」の
管理・運営・保全をテーマとしたコモンズに関するスタディーツアー
です。
研究テーマが専門的であるため、準備も丁寧に行いました
担当のコース別に、各コーディネータの先生方と事前に連絡を取り合い、
下見に同行し、資料を読み込み・・・それぞれが当日まで出来る限りのことをして臨みました

これまでのエクスカーションと異なり、難しい内容もありましたが、
多くのことを学び、得ることができた貴重な体験となりました。
自然の恵みを利用しつつ、地域の共有財産、持続可能な資源として保護する知恵
そこにはありました。
世界の各地に見られる「コモンズ」例ですが、ここでは日本的な協同社会組織、
つまり村・集落・入会のあり方を知りました。
時代の波により、生活習慣、社会構造、環境が変化する中で、
日本のコモンズも形を変えて賢明な選択、システムを構築している好例を巡るツアーでした。
自分たちが知らなかった世界を見聞できる機会でもあり、興味深かったです

学会会場の山梨県からのバス移動距離は長かったので、
その間は、私たちの「おもてなしガイド」を楽しんでいただきました
FUSIONお馴染みの富士山折り紙や歌など、
外国人参加者だけではなく、日本人の参加者の先生方にも好評をいただき、嬉しかったです
後日、「どのコースの方々も『楽しいツアーだった』と言ってましたよ」
という主催者様からのご報告を受け、ホッとするのと同時にとても感激いたしました。

今回貴重な機会をいただきました、主催者、関係者の皆さま、
やなまし通訳案内士会様、本当にありがとうございました。
一同心よりお礼を申し上げます。
そして今後の皆さまのコモンズ研究の発展をお祈りしています

by FUSION




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コモンズ世界大会 

今年の6月3日から7日にかけて、「国際コモンズ学会第14回世界大会(北富士大会)」が、山梨県の富士吉田市、山中湖村及び忍野村の各地で実施されました。コモンズとは、入会地(いりあいち)や共有地など人々が共同で利用・管理する資源のことで、その仕組みや管理する人々の集まり自体もコモンズに含まれます。この大会には、世界の57か国から様々な学問領域の研究者・実践家の人々が約400名参加し、地元の当事者・住民なども交えながら、論文発表や現地視察などを通してコモンズの利用管理方法などについて意見交換が行われました。

この大会に際し、当会とFYGIA(やまなし通訳案内士会)様との初のコラボによる合同チームが編成され、大会期間中の通訳及び通訳ガイドとしてご協力をさせていただきました。中でもメインの仕事は、6日に行われたフィールドトリップ(研究者等による現地視察)に同行しての通訳業務でしたが、これについては、後に改めて各担当メンバーからの報告があると思いますので、ここではそれ以外のことについて簡単に触れてみたいと思います。

まず大会に先立って、5月のGW明けに東京で参加通訳者を対象としたワークショップが開かれ、第一線で活躍する識者の方々から、コモンズの概念や歴史、日本の入会の現状などについて、大変わかりやすく説明していただきました。とりわけ会議の共同議長の一人でこの分野の第一人者でもあられる米デューク大学教授のマーガレット・マッキーン女史から英語で直接講義していただけたのは感動ものでした。またこの際に配布していただいたグロッサリーや英語論文も、当日の通訳業務に大いに役立ちました。

tourguide

開会日の6月3日は、ふじさんホールでのオープニングセレモニーの後参加者の方々を対象に富士北麓周辺と山中湖を巡るショートツアーが行われ、私たちも10台余のバスにそれぞれガイドとして乗り込みました。バス内で主にご案内したことは、富士山について、北富士の入会地と自衛隊演習場、梨が原の自然、会議のホストである富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合様の概要、富士五湖と山中湖について、山梨県の紹介、などです。これらについて事前に資料を準備しガイディングの構想を練るにあたって、山梨観光のプロフェッショナルであるFYGIA様から大変寛大な資料の提供やご助言等がありましたことは今でも感謝にたえません。そのおかげで他県在住の私たちも比較的スムーズにガイディングができましたし、話す内容もある程度グループ全体で統一することが可能になったと思います。今回は本当に最初からいろいろお世話になりっぱなしでした。ありがとうございました。
そのようなわけでツアー自体はなんとか無事に終えることができましたが、個人的にはやはり反省点もありました。特に今回は自分でも少々張り切りすぎたきらいがあり、たとえば当初の想定よりもバスが対象物を早く通り過ぎてしまったために準備したことの半分も言えなかったりした場合の自分の気持ちの持って行き方とか、あとは「ツアー中自分は本当にお客様の空気を読み、お客様の本当に知りたいことを話していただろうか?用意したことを言いたい気持ちが勝って臨機応変さにかけていたのではないか?」など、そのようなことです。また今後グループの研修などを通して、そうした点も改善していけたらと思っています。

festival

ショートトリップの後は、「恩賜林庭園」にて盛大なウェルカムパーティーが開かれ、数々の郷土料理や地酒などが参加者を迎えました。私たちも通訳として海外からの参加者と地元住民との間を取り持つべく奔走いたしました。屋台や盆踊り、着物の着用体験など日本独特の雰囲気によるもてなしに、海外からの参加者の皆様の心から喜んでいる顔が印象的でした。パーティーの後は同様に複数のバスでお客様を各ホテルまでお届けし、長かった一日が終わりました。

最後に関係者の皆様、今回は貴重な機会をいただきありがとうございました。
FYGIAのメンバーと交流の場を持てたことも収穫でしたし、全体を通して私たちにとって大変意義深い仕事となったと思います。

by FUSION
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