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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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タイものづくり観光誘致推進事業 ~①~ 

「タイものづくり観光誘致推進事業」と題し、
タイ人観光客の訪日拡大を目的に「ものづくり観光」をテーマに、
10月中旬6日間にわたり、タイ旅行会社2社と映像製作会社1社を
山梨県、長野県、富山県、名古屋市にご案内しました。

「ものづくり」は、熟練した技術者がその優れた技術で精妙を極めた物を作ることとされ、
生産という中での芸術と卓越した日本の仕事人の融合です。
今回はそれぞれの地域の「ものづくり」に触れていただきました。

                     13_10 儀象堂
長野県諏訪地区
は諏訪盆地を中心にきれいな空気を利用して精密機械工業が盛んで、
高度な技術を有する企業が集積する地区です。
戦前には製糸産業の一大集積地として栄え、
戦後においては時計、カメラ等の精密加工業へ転換しました。
タイで日常触れているセイコーエプソンの歴史が諏訪にあることにとても感激しました。
セイコーはタイでも高級時計です。
時計産業が有名なことから儀象堂にて時計づくりも体験しました。

                  工業メッセ

諏訪圏工業メッセが開催されており、企業の「ひとわざ(一技)」を知ることができました。
金属・プラスティック・ゴム加工、機械組立、光学製品、IT関連、医療機器など、
その企業の「わざ」は繊細で緻密でした。タイに工場を設けている会社も少なくありません
タイの方々は大変手先が器用です。
日本のものづくりを支える一部として大変貴重な「わざ」のひとつでもあります。
  
13_10 間欠泉

長野県は清らかな水と豊かな自然に囲まれる地
であり、
観光資源が豊富な上、120もの温泉地がある温泉王国です。
諏訪湖間欠泉センターでは5mにも噴出する間欠泉を見学しました。
周囲に硫黄の匂いが漂い温泉につかっているような気分です。

間欠泉センターだけでなく、温泉王国を感じることができる場所に
諏訪大社下社秋宮の手水舎があります。
周辺が温泉の湧出地であるため手水舎は御神湯と呼ばれ温泉です。
10月半ばでしたが肌寒い日で湯気が立ち上がっていました。

13_10 諏訪大社

諏訪大社
は諏訪湖周辺に4箇所の境内地をもつ神社で、
全国各地にある諏訪神社総本山で国内にある最も古い神社の一つとされています。
今回訪れた下社秋宮には、樹齢約800年の「根入りの杉」と呼ばれる御神木や
高さ1.70m、青銅製では日本一と言われる狛犬がどっしりと構えていました。

kinnaree

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中国から会社訪問 

会 社 見 学 の 通 訳

12月18日、19日に北京から8名のお客様をお迎えました。
今回のお客様は観光目的ではなく、日本の製薬会社の見学製薬会社の機械を作る会社の見学に来日されました。
この二日間に商談の場もありました。
静岡は冬はあまり雨が降らないですが、18日はあいにくの空模様、強風と土砂降りでした。
そんな中、掛川にある製薬会社を訪れました。
スクリーンで会社の概要、生産ラインと製品、会社の目標と理念を紹介されました。
その後、生産ラインの現場見学をしました。

 生産ラインを見学するには、専用ユニフォームに着替えました。
衛生管理上、制服から出ているのは二つの目しかなかったです(笑)。
機械の音で、話が聞き取りにくかったですが、皆さんはとても真剣で、
説明を聞いたあと原料の運び方や機械の清掃、定期点検などについてたくさんの質問が出ました。

 お客様は藤枝で宿泊されました。掛川から藤枝に向かう車の中、静岡茶のこと(牧之原茶園の歴史)
東海道の歴史、日本の自然保護、静岡県民の生活、子供の教育など広い分野の話をしました。
静岡県になじみのないお客様がほとんどなので、皆さんはとても興味津津で耳を傾けてくださいました。

 19日に焼津にある機械を製造する会社を見学しました。
会社規模は大きくないですが、お客様のニーズに応じて独自の技術で機械の設計から、
製造、試運転、アフターサービスまで提供
しますので、いろいろなメーカーの強い味方です。 
お客様は工場で試運転をしている機械を見学して、新開発した機械の仕組みを紹介されました。

 お昼は港近くにある食堂で刺身定食をいただきました。お刺身、魚の煮付け、天ぷら、
煮物小鉢、漬物、野菜サラダ、味噌汁と日本人にとっては、特別な物はありませんが、
この食事は中国のお客様にとても好評でした。
料理の品目は多いが、程よい分量、また栄養のバランスが良くて、とても体にいい!という評判でした。
生活が豊かになった中国、料理に対して健康志向な方が増えてきたと感じますし、
和食の素晴らしさを私も再認識できました。

 静岡駅でお客様を見送りながら、商談の成功を祈りつつ、、
貴重な体験をさせていただき、感謝と共に反省点を忘れず今後に生かしたいと強く思いました。

by Hoo
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在京タイ王国大使館特命全権大使来静  

2013年7月1日よりタイ人観光客の日本入国ビザが緩和され、
タイからのお客様を続けてお迎えすることができました。
そのいくつかを何回かに分けてブログにてご紹介します。

まずは、2013年8月30日 ( 金 )、
在京タイ王国大使館タナティップ・ウパティシン特命全権大使が静岡を訪問されました。
16世紀末、貿易目的でシャム ( 現在のタイ王国 ) に入植する日本人が増え始め、
特にアユッタヤーに移住する日本人が増えました。
このアユッタヤー移住の日本人の中で最も知られている人物が静岡出身の山田長政です。
大使は山田長政とタイにゆかりがある
静岡市文化財資料館駿河国総社 静岡浅間神社を訪れました。

静岡市文化資料館には山田長政が奉納した絵馬があります。
山田長政は、1617年頃アユッタヤーの日本人町の頭領になり、
オークヤー・セーナーピムックの欽賜名を得て日本人義勇組軍隊長となりました。
1624年〜1627年の3年間、自身のジャンク船を仕立てて長崎に赴き日本に滞在し、
1626年に生まれ故郷である静岡浅間神社に軍船の絵馬を奉納しました。
この絵馬は400年前からのタイと静岡の深い関係を示し、
山田長政が静岡とタイ両国を結ぶシンボルでもあることを示しています。
大使はこの絵馬ご覧になられ強く関心を寄せておられました。



続いて静岡浅間神社を訪れました。
静岡浅間神社には七つの神社が集まり、これらの神社をまとめて静岡浅間神社と称しています。
その中の一つである八千戈神社は徳川家康の念持仏たる摩利支天を祀っています
摩利支天は戦いの神とされ、山田長政もこの摩利支天を念持ていました。
大使と八千戈神社を参拝し、静岡とタイの関係がより身近に感じられました。
山田長政とタイの歴史を巡った後は時を現代に戻し、
川勝平太静岡県知事を表敬訪問されました。



今回大使が静岡を訪問され、静岡とタイのより身近な関係を築いていただきましたことに
心より感謝を申し上げます。
多くのタイの方に静岡を訪問していただき
静岡とタイの友好を深めていけたらよいと感じております。

kinnaree

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12月22日のインド事務所のビジネスマン、世界遺産富士山周遊ツアーにご案内 

愛知県工作機械メーカーの会議に出席のため、インドから来日したジョンさんとカーシックさんのお二人を富士山方面にご案内しました。JR静岡駅でお二人をお迎えし、千代田タクシー(株)を一日借り切り、8時間のワンディ・トリップがスタートしました。
富士山が見える場所に行きたいというお二人のご要望を入れ、本栖湖-精進湖(車中) -西湖根場村-田貫湖休暇村ホテル(昼食)-白糸の滝-富士山本宮富士宮大社のコースを提案しました。この日は、朝から晴天に恵まれ絶好の富士山日よりになりました。

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本栖湖では、1000円札の図案になっている湖畔で、お札とともに記念撮影、西湖では根場村を訪れました。ここは1966年9月の台風による土石流で壊滅的な被害にあった集落跡地に茅葺民家を復元し、2006年に野外博物館として開園した村です。日本昔噺に出てくるような懐かしい光景が見られ、20棟の古民家は工芸品などの展示、体験コーナー、砂防資料館、そば処などに用いられています。ここで南インドから見えたお二人をもっとも魅了したのは、なんと一面の雪景色でした。寒さをものともせず、雪原にお名前を書いたり、雪遊びに興じ楽しいひと時を過ごしていただきました。続く田貫湖休暇村では、日帰りの温泉に入りたいというご要望がでましたが、時間の関係で断念せざるをえませんでした。
気を取り直して、午後は白糸の滝に向かいました。この滝は世界遺産構成資産になったことを受けて、富士宮市が景観整備工事を行い、前日21日に完成式があり、ようやっと滝壺近くまで降りることができるようになりました。というわけで翌22日に訪問した私達は、幸いなことに間近で素晴らしい滝の迫力を堪能することができました。その後、富士山本宮富士宮大社に詣でて、旅の無事を感謝するとともに、新年の新たな願いを祈っていただきました。帰りの車では富士山の歌や折り紙で楽しいひと時を過ごし、静岡駅で旅が終了しました。お二人とも富士山がとても美しく間近で見られたことにとても満足だと言ってくださり、富士山が何よりのおもてなしになったと改めて実感しました。

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余談になりますが、カーシックさんが私の話を聞きながら首を横に振るのを見て、ふいにインドの一部の地域では、肯定する時首を横に振るジェスチャーがあると中学校の英語の教科書に載っていたことを思い出しました。このような異文化に触れることができ、ガイド冥利につきました。

今回のご案内で2つの点で配慮の必要性を感じました。
・富士山の全体が見えるのは、年間平均126日です。いつも見えるとは限らないという点をあらかじめお客様に伝えておく必要がある。
・FITのご案内は臨機応変な対応が必要となることが多い。ガイドの引き出しの多さが問われる。(例)インドの方は宗教上、食事に制限があるので、レストランを複数用意。

今回の通訳案内が2013年の仕事収めとなりました。
1年間のご支援、ご鞭撻を深く感謝したします。
2014年がふじのくに静岡通訳案内士の会にとって、新しい飛躍の年になりますよう
一同気持ちも新たに研鑽に努めてまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。                   

                               By Prudence
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