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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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アジア学生箱根観光ツアー 

静岡県西部に本拠を置く企業様の招きで、アジアの国から高校生のグループが来日されました。
数日間にわたって、県西部の様々な企業の施設・工場などを実地見学したあと、
最終日にエクスカーションを兼ねて、空港にお見送りの旅です。 
当日の通訳ガイドを担当させていただきました。

行程は、早朝に磐田市を出発し、途中三保の松原を経て、
箱根で芦ノ湖遊覧船と大涌谷を楽しんだあと、そのまま東京へ向かうというものです。
今回は東名高速道路を静岡県の西から東に横切る「静岡縦断ツアー」とも呼べる性格のもので、
バス内で静岡県のことをいろいろ紹介できるチャンスでもあり、個人的にも元気な高校生の
一団をガイドするのは久々の経験であったため、この日が来るのをずっと楽しみにしていました。

富士山については、当日晴れてこそいましたが、どことなく靄がかかっているような
天候で、姿を現してくれるものかどうか・・期待薄ではあったのですが、、
日本坂トンネルの少し手前まで来たときでしょうか、、
何気なく前方を見ると・・な、なんと富士山がくっきりと雄大な姿を現してるではないですか!
うかつにもガイドであることを忘れて、思わず『Mount Fuji !』と叫んでしまいました!!
このような光景に出会うと、本当にここは「ふじのくに静岡」なのだという実感がわいて
嬉しくなります。
この日は最後の大涌谷までずっと富士山がはっきりと見えたラッキーな一日で、
ガイドとしてもいくつかの撮影スポットをご案内することができました

富士山の雄姿に感動するのは万国共通のようですが、やや意外だったのは、皆、
三保の松原の”海”がとても気に入ったようで、浜辺を集団で遠くまで歩いていました。
「本国の海と比べてどう?」と話を向けると、「本国の海よりwide!」と手で幅を広げる
ジェスチャーをして答えてくれました。
バス内では途中、全員で、折り紙で富士山を折ったり、富士山の歌を歌ったりしましたが、
こういうリクリエーション的なものは長いバス旅ではアクセントとして有効ですね!

hakone

一方自分のガイディングそのものに関しては、今回も少なからず課題が残った
と反省しています。
特に今回は個人的な目標として「大井川とその歴史をしっかり説明する」というテーマがあり、
かなりの時間をそのためのリサーチに費やしたのですが、牧の原台地を通っているところで、
静岡茶の説明が長くなりすぎてしまい、ふと気づくと、もうバスは大井川に差し掛かっているのです
あわてて大井川関連説明に入りましたが、伝えたい情報の半分も言えなかったなあ・・
という心残りが。。
東名のような高速道路上で、何かのテーマを”一つのショー”として、
ある程度の時間をかけて紹介する場合は、説明の「開始ポイント」を明確に決めておかないと、
そこから歯車が狂ってしまう!時間の逆算をしておかないと!ということを実感しました。

こうしたことを今後に向けて修正していくためにも、FUSIONの定期研修には、
これからも可能な範囲で参加し、研鑽を重ねていきたいと改めて思いました。 
今回のガイディングには至らない点が多々ありましたが、何とか無事にツアーを終え、
空港にお送りすることができたのは、何よりいいお客様といい関係者様に恵まれたことが
大きいと感謝しております。
特に今回のように長距離の移動中ずっとマイクを持たせていただけたのは、
本当にガイド冥利につきることで、貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。

By Koji
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セレブリティ・ミレニアム号、再び清水に寄港す! 

2000年に新しい千年紀を記念して建造された豪華客船セレブリティ・ミレニアム号が、10月27日に再び清水港にやってきました。まずは、この船の大きさを表すデータからご紹介します。私の撮った写真(素人写真ですみません)でその大きさと豪華さをご想像下さい。
総トン数: 91,000トン
乗客数: 2,158人  乗組員: 999人  全 長: 294m  全 幅: 32m

さて、当日のお客様は、香港とカナダからの30名の団体ツアーの方たちです。皆様は10月26日に東京に集合後、横浜から乗船し15日間のツアーの途中で清水港に寄港しました。ちなみにこのクルーズはその後、神戸―長崎―上海―沖縄―台北-香港と廻り、最終目的地の香港で解散になります。

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この日の行程は7:00に下船し、浅間神社―駿府城公園―久能山ロープウェイー三保の松原―河岸の市にて昼食というコースです。静岡市の見所満載の欲張りツアーです。最初に7つの神社を一つの境内に集めた駿河の国総社である浅間神社にお参りしました。ここでは、手水でお清めの後、思い思いの願いをお祈りしてもらいました。何といってもそれぞれ御利益の異なる7社が集まっているのですから、こんな全能の神社は日本広しといえども他には類をみません。
その後、徳川家康が幼少期と引退後の日々を過ごした駿府城を訪れました。江戸時代は重鎮しか使用を許されなかった東御門から入城しました。守りに優れた城の構造や家康が静岡を隠居城に選んだ理由などについて興味を持って聞いていただきました。

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静岡市の中心部を後にして、バスは一路、日本平へと向かいました。その間、富士山の折り紙や富士山の歌で、車内は大いに盛り上がり、そうこうするうちに日本平ロープウェイ乗り場に到着しました。ロープウェイの窓越しに駿河湾や伊豆半島、眼下にイチゴハウスを見ながら、5分間の空中散歩を楽しんでいただきました。国宝東照宮は二代将軍秀忠が家康を祭ったところです。またここには家康が尊敬する中国の3賢人や司馬温公の甕割りのエピソードの彫刻が拝殿を飾っていることをご説明すると、皆様一様に驚かれ感激している様子が伺われました。

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日本平から清水港に停泊中の船を眺めて、バスは昨年世界遺産の構成資産となった三保の松原に向かいました。ここは羽衣伝説とフランス人舞踏家エレーヌ・ジュグラリスの碑があることで有名です。また駿河湾越しに富士山を眺める絶好の場所でもあります。幸い、午後から姿を現した富士山を堪能していただきました。
ツアーの最後は、本日のお楽しみ、フィッシュマーケットのある「河岸の市」でのランチタイムです。ここでは、駿河湾でとれる新鮮なシラスや桜エビを食べることができます。また、マグロ水揚げ量日本一の清水港から直送されるおいしいマグロを目当てに連日多くの人で賑わっています。この日は、その場で切り分けてもらったマグロや生カキなどを市場内で楽しまれる方もいて、大満足のランチとなりました。
2:20に皆様を船にお送りしました。お一人お一人と握手をして航海の無事をお祈りし、ツアーは終了しました。皆様,異口同音に、楽しいツアーであったと労いの言葉をかけて下さりました。
今回のツアーは、英語と中国語が飛び交うなか、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気につつまれて、楽しいガイディングとなりました。また、共通の漢字を媒介にしたご案内をしたところ、一気に親近感がわく場面もありました。静岡の魅力は、1日では紹介しつくせませんが、いつかまたサイチェン「再会」したいものと心に念じ、お見送りしました。 

By Prudence
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