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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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南アフリカより、3名のお客様来る! 

静岡市グランシップで12月9日~12日まで、ITセキュリティ会議が開かれました。この会議に出席するため、はるばる南アフリカよりLeandra, Rethabile, Vuyiswaさんが来日されました。8日の午後、静岡に到着したご一行様より、FUSIONの英語ホームページに掲載しているIzakaya Hopping Tourにご依頼をいただきました。5時にホテルにお迎えに行き、夜のウォーキングツアーがスタートしました。

明日からグランシップに通うことになるので、行き方を教えてほしいというリクエストをいただきましたので、最初に静岡駅に向かいました。そこで、東静岡駅までの切符の買い方、プラットフォームの番号、電光掲示板の見方を説明し、夜の繁華街へ繰り出しました。

駅ビル「パルシェ」の食品街では、デパ地下の各種取りそろえたお弁当やお総菜に興味深々のご様子、また、併設のスーパーでは、静岡が誇る多種多彩な魚介類、ミカン、イチゴ、メロンなどの地場果物にもたくさんの質問がでました。その後、駅前通りからセノバを通り抜けて、夜の駿府城へ向かいました。ライトアップされた巽櫓や東御門をご紹介し、県庁21階の展望フロアーで美しい夜景を堪能していただきました。まさにここは静岡市を一望できるベスト・スポットなのです。昼間は正面に富士山を望むこともできます。

次に静岡市屈指の繁華街、御服町を通り、この時期恒例のイルミネーションが輝く青葉公園を散策し、本コースのハイライト「おでん横町」に向かいました。ここは、10数件の静岡おでん専門店が、軒を構えるおでん街です。静岡おでんの特徴は、青のりや出汁粉のふりかけ、竹串、具に黒はんぺんが入っていることです。スープは継ぎ足して使うため、黒い色をしています。秘伝のスープでじっくりと煮たおでんはとても美味です。ここはカウンターだけの小さなお店ですから、初めて会うお客さまもたちまち打ち解けて、和やかなムードになります。フレンドリーな静岡人達が、遠来の旅人を温かく迎え入れて下さり、楽しい夜となりました。

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明日からの会議の成功をお祈りして、ホテルまでお送りしました。
皆様も是非、静岡の地酒とおでんを召し上がりに来て下さいね。お待ちしています。


By Prudence  

【*掲載の写真は、当事者の許可をいただいています。】



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マレーシアからご家族来静、富士山方面へご案内 

11月23日(日)にクアラルンプールからNoor Hisham様ご一家が来静されました。東京へ向かう途中で富士山を観光するために、静岡に立ち寄られたご家族から、ガイドの依頼を受けました。タクシーをチャーターし、10:00に宿泊先のホテルにお迎えに行きました。 ご挨拶もそこそこにお客様とコースの打ち合わせを行い、ご要望を伺って伝統的な村、富士山の美しい写真が撮れる所を訪問することになりました。

タクシーは第一東名高速道路を東に向かい、西富士道路から、西湖の根場村に向かいました。ここは、昭和41年の台風被害で壊滅的な被害を受けた村を、2006年に富士河口湖町が「西湖いやし里根場」として、再現したものです。20棟の茅葺屋根の集落の中に昔ながらの炭焼き小屋、蚕棚、水車などがあり、「日本のふるさと」ともいうべき懐かしい農村風景が広がっています。 

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次に静岡県最寄りの富士五湖の一つ、本栖湖に行きました。1,000円札の図案のスポットでお札を持って、富士山の写真を取っていただきました。この日は美しい秋晴れに恵まれ、私自身もこのように荘厳な富士山を見ることはまれなので、お客様とともに感動のひと時を過ごしました。

motosuko

その後、ダイアモンド富士で有名な田貫湖に寄りました。ここは湖の周りに遊歩道が完備しているので、散策にうってつけのスポットです。この日の田貫湖は少し風が出ていて、あまりきれいな逆さ富士は見られなかったですが、静かな湖畔の景色を楽しんでいただきました。

tanuki

ランチは、肉や生魚は食べないという「ムスリム」の戒律に配慮して、「蕎麦屋」で取ることにしました。メニューの中から、蕎麦、豆腐、茹でシラスを選び、召し上がっていただきました。富士山の伏流水で作った豆腐がおいしいと好評でした。食後、お祈りをする場所と時間がほしいというご要望がありましたので、蕎麦屋さんの庭をお借りすることにしました。ご一家はスマホのキブラ・コンパスでメッカの方向を確認し、お国から持参した専用の敷物を敷いて、交代で敬虔な祈りの時間を過ごされました。

蕎麦屋を後にした車は白糸の滝に移動しました。この辺りはまさに紅葉の真っ盛りでした。マレーシアには紅葉はありませんので、赤や黄色に彩られた美しい滝の景色に感激し、曽我兄弟の仇討物語の舞台となった「音止の滝」の逸話にも耳を傾けて聞いてくださるお姿が印象的でした。

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最後は日は落ちてしまいましたが、富士山本宮浅間大社に詣で、神道や富士山信仰、木花咲耶姫の神話などを紹介し、第2東名高速道路を走ってホテルへと帰着しました。

今回のツアーは、絶好の秋日和に恵まれ、雄大な富士山がお客様を迎えてくれたため、ご満足いただくことができました。やはり、富士山は最高のおもてなし!というのが実感です。曇りや雨天だと、この行程は魅了に乏しいものとなります。雨天時のコースも腹案として用意しておくことは大事だと感じました。
また当日は3連休の中日に当たりお天気も良かったので、かなりの人出でした。そのため西富士道路が往復とも渋滞しましたので、お祈りの場所・時間の確保なども含めて、無理のない行程を組むことも必要だと思いました。

最後にやさしいご家族の皆様と美しい景色に出会えて、幸せな一日を過ごさせていただいたことに感謝します。
また、四季折々の美しい富士山に会いにきて下さることを願いたいと思います。 


By Prudence

(*掲載されている写真は、Noor Hisham様の承認を得ています。)



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静岡寿司アカデミー開催! 

昨年2013年12月、「和食」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されてから、
和食の素晴らしさが見直されています。
ここ静岡は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、
実は数え切れない食材の宝庫、『食の都』と呼ばれています

登録から一年後の12月初旬、世界に広まりその数も増えて
各地で活躍される「寿司職人」の皆さまの研修として、
本場日本、魚介類豊富で良質の寿司が堪能できるここ静岡で、
初めての「寿司アカデミー」が開催されました
参加者はアジア各国、台湾、シンガポール、香港、マカオ、韓国より
既にお寿司の基本を習得し、職人として活躍される11名の皆様です
                  スクリーンタイトル

【一日目】
早朝5時過ぎ、「沼津魚市場」の見学からスタートです。
この日は集荷料が少ない日ではありましたが、新鮮な魚介類を間近で見ることができ、
興味津々でご覧になっていました
朝日と共に見えた冠雪の富士山も感動的でした
市場1階より   マグロの競り

朝食を済ませ、一同が向かったのは、沼津市の国際会議場「プラザ・ヴェルデ」
ここでは「ふじのくに和の食文化の祭典」が開催されており、
ずらりと並ぶ静岡の自慢の食材を見学しました

その後、心待ちにしていた清水の有名寿司処、末廣寿司の大将・望月氏による
「公開寿司講座・実演」に参加しました
最前列に並び、60年の職人技に裏打ちされた奥深い話に聞き入りました。
大将の握ったお寿司も試食し、本場の味を堪能されました
プロの職人らしい、熱心な質問が飛び交いました
大将と海苔巻き   大将と参加職人集合写真

参加者の皆さまからは「大変有意義な時間だった」という声が多数上がりました
Hiro(英語)

【二日目】
午前中は焼津市の静岡県産醤油株式会社の見学です。
醤油工場に着いた時に、すぐ香ばしい醤油の香りがしました
まず、会議室でDVDを見て、醤油製造について基礎知識を学びました。
その後、工場内で実際に醤油製造の様子を自分たちの目で確認していました

参加者の皆さまはとても積極的で、
気になることがあると、すぐに担当の方に質問していました。
醤油作りの粕など、興味津々に触ったり、写真を撮ったりしていました
その後、再び会議室に戻って、実際に醤油の試食をしました
濃口醤油、薄口醤油、溜まり醤油、再仕込み醤油、白醤油など、
それぞれに味見をしました。
また、醤油の活用法も色々と担当の方に聞きながら、試しにやってみました。
__.jpg 

醤油一つでこんなに料理に活用できることに皆様が驚きました。
「今後醤油を活用する際には、今日のことを思い出しながら、色々と試してみたい」
とコメントをいただきました
Ying-wen(中国語)

【三日目】
寿司職人の皆さまは、葵区俵峰にある日本のわさびの発祥地と言われる
田丸屋わさび園を視察しました
車はぐるぐると細い山道を登って段々畑のようなわさび田に着きました。
静かな山の中、空気がとてもきれいで、水の流れている音が聞こえます
目にしたのは青々としたわさびの葉
植えたばかりのわさびもあれば、もうすぐ収穫できるわさびもあります
田丸屋わさび園は、毎年わさびの生産量は約300トン

「こんなに規模が大きなわさび田を見たのは初めて」という寿司職人さんがいれば、
「いつもわさびを使っていますが、こんな山の中で育てているのは初めて目にした」と
香港、マカオ、シンガポールの寿司職人さんが言いました。
皆様は興味津々で、わさびの作り方やわさびに最適な環境や、
わさびの茎と葉っぱの使い道など、たくさんの質問がありました

わさび田をあとにして、田丸屋工場を見学しました
職人さんたちは田丸屋の売店でわさび田から収穫したわさびで作られた商品を見て、
種類が沢山あることに驚きました
わさび田   わさび
                (写真:静岡県観光協会)

静岡はわさびの発祥地、わさびの生産量は日本一です
静岡に綺麗な山があり、ミネラル豊富な水があり、
そして、わさびの成長にぴったりの気候があるから、
良い品質のわさびを作ることができました
静岡県のわさびの美味しさは寿司職人の皆さまを通して、
和食を食する東南アジアの人々に伝えて欲しいと思います
Hoo(中国語)


【3日間を通して】
この3日間、午後は3店舗の寿司店に分かれて、実地研修を行いました。
3日目の実技は握りずし、巻き物は、最後の日らしく素晴らしい進歩でした
笹切りは初めての人も多く、課題は多そうに見えたけれど、
器用に習得されている感じでとても頼もしいと思いました。
飾り巻  飾り巻2  お寿司おみやげパック

<修了証書授与式>
寿司店での研修が終わるとすぐに県庁に向かいました。
寿司アカデミーの修了証を頂くためですそして県知事表敬訪問も。
修了証をうれしそうに受け取ると、みんなで知事室に訪れました。
本日研修で作ったものを知事に見せると、
うれしいほめ言葉を頂戴しました万歳
知事と一緒に、国ごとの写真撮影が楽しく続く中、
最後がだんだん近づいてきました。
白い料理服の専門家の皆さまには、和やかな安堵の笑顔が溢れていました
この3日間は皆さまにとって、とても楽しい日々であったと確信できた瞬間でした
Na okhee(韓国語)

 静岡は魚介類のみならず、お寿司に深い関係のわさびやお茶の日本一の産地です。
今回の「寿司アカデミー」開催にはふさわしい土地であることは言うまでもありません。
私たちも地元通訳案内士として、
和食文化をはじめ日本の素晴らしさを発信していきたいと思います。
貴重な機会をくださった関係者の皆さま、本当にありがとうございました

* 上記に記載の人物名・写真については、ご本人の承諾を得て掲載させていただきました。
















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「国際カンキツバイオテクノロジーシンポジウム」見学ツアー 

11月好日、『第3回国際カンキツバイオテクノロジーシンポジウム』 が
清水マリナートで、4日間開催されました。
参加者は20国以上から公的研究機関、大学、柑橘生産者、輸出入関係者と
様々な業界の専門家、“カンキツのエキスパート達”が世界から静岡市清水区の
会場に大集合です。

私達は、最終日にエキスカーションで『みかん農園』見学、『選果場』ハイテク設備
見学のバスツアーのお供をさせていただきました。
2台の大型バスにJR清水駅にて分乗し、まずは清水区の「はるみ農園」です。


「はるみ」は興津の果樹研究所で生まれた甘くてジューシーなみかんで、
春を予見させる味と香りから「はるみ」と命名されたとか・・
みかん王国・清水の期待の星です。
個人的にも大好きなみかんで、また毎年、「はるみ」を楽しみに待っている身内の者が県外にも多数おります。

柑橘はるみ農園


「はるみたち」は白いフェンス囲いの中で大事に手間暇かけて育てられています
見るからに甘くておいしそうです!
参加者たちは、現場で「はるみ」を前に講師の先生にいろんな質問を投げかけていました。
テクニカルタームが飛び交う中、また色々なお国の特有のアクセントの英語の質問にも
的確に応答されている博士のご様子を垣間見て、“さすがプロフェショナル!“と敬服です。

バスは次の目的地、浜名湖に向かい西に西に。 
このツアーでは、1時間半ほどの距離を2台のバスで、往復する行程ですので、
できるだけ共通のご案内ができるように、またサービス内容に差がないように、
担当ガイド同士で事前に打ち合わせを行いました。
車中で、いつもの“フュージョン余興“に加えて、清水インターから、東名高速、静岡県紹介、
東部中部西部の特徴から富士山、次は、大井川にさしかかると
江戸時代歴史のブリーフィングです。
牧之原エリアからはお茶日本一、防霜ファン、長寿大国、健康の話・・
明治時代になりジョブレスになった侍の茶園開墾話、湖西市と世界の自動車メーカーの話
浜名湖、浜松市・有名企業紹介・・と打ち合わせ通りご案内をしました。

浜名湖
    <ホテルのレストランからの素晴らしいビュー>

次は「浜名湖ロイヤルホテル」でランチです。浜名湖の美しい景色に目を奪われながら、
参加者たちはゴージャスなコース料理のご褒美です。 
まず、ベジタリアンの方々に、ベジタリアンのカードを渡してテーブルにおいてもらう方法をとりました。
間違いなくフードサービスが行き届くやり方です。
食事を済ませバスに次々と戻ってくるお客様に
“Welcome back! How was your lunch?”のお声掛けに、
“Great!” ”Really good!”の笑顔がうれしいです。

選果場みかん
                               <カラーボールが!>

次は最新鋭設備の『JA三ケ日選果場』です。
集出荷選別施設(総床面積は15000平米)の中を簡単にご紹介します。
最新鋭の“光センサー選果機”の導入により、選果能力は1時間に70トンのミカン処理可能。
1日平均、10キロ入り段ボール45000ケースのミカンが出荷できるとか!
農家が登録された、カラーボール(ピンク)にはIDチップが入っておりそれをコンテナーに
入れてラインに乗せるだけで荷口管理ができるという優れ物です。 
品質選別では、『光センサー』で糖度等、また『カラーグレーダー』では大きさ・形状・外観が計測され、
瞬時に1個1個、等級選別できるのです。自動箱詰めから等級別仕分け、ロボット積み込み、
製品在庫はリアルタイムで表示され、すべてコンピューター制御で市場に!!という行程です。
まさに”アメージング!“の連続でした。

私達は、普通入場できない場所にもおじゃまできて、この日のように感激することが数々あり、
本当に通訳案内士冥利につきます。こうした最新鋭施設は、広い敷地にもかかわらず、
人影がほとんど見られないことが不思議な空気感を醸し出しています。
各国からの参加者たちの興奮がその表情から声から伝わり、
「やはり日本って凄いな~」と、私達もなぜか誇らしくなりました。

バスは帰路に着き、静岡駅で多数の帰国予定者が降りられました。
皆さん充実した時間を過ごされたようで「本当にありがとう、ありがとう!」と
開催者に握手を求めておられました。
もう既に暗くなっているのですが、お名残惜しいようで・・・4日間を密に共有したもの同士の
アットホームな素晴らしい雰囲気が伝わってきました。

今回は本当に貴重な機会をいただきました関係者の方々に心から感謝いたします。
ますます美味しい『静岡みかん』を期待しています!! 
                                         By Prudence & Akiko


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