FC2ブログ

ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

11 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 01

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告  :  trackback --  :  comment --   

名刹臨済寺 

名刹・臨済寺

10月15日、静岡市葵区にある臨済宗妙心寺派の禅寺、古刹『臨済寺』の特別公開に行ってきました

臨済寺』は今川家の菩提寺ですが、現在は全国各地から修行僧の集まる道場となっている為、
普段は外から眺めることしかできません。 
年二回(春、秋)、文字通り、特別に一般公開していただけるのです。
年に二回だけの公開とあって、数多くの方が楽しみにして訪れます。

2臨済寺2 s臨済寺
         本堂                   座禅堂

当日は『摩利支尊天の法要が、厳かに執り行われておりました。
境内に、多数の僧侶による読経が響き、心が引き締まる思いでお参りしました。

明治以前は、『浅間神社』に鎮座されていたものが、神仏分離の令により、ここ『臨済寺』に移されました。
もともとインドで、日月の光、陽炎を神格化したもので、常にその形を隠し、障難を除き、
利益を与えるという神です。
日本では“武士の守り本尊”とされ、特に徳川家康公の信奉の厚かった、“戦いの神”です。


秋の小雨が舞う古刹は、それは、趣深く、悠久の時の流れをしみじみ感じます・・・

国の重要文化財に指定されている、大方丈(本堂)をはじめ、『臨済寺』は貴重な文化財の宝庫です。
今川家と徳川家の代々の立派なご位牌が、仲良く並んでいて、不思議な気持ちですぐ真近に拝めます。

今川義元公をはじめ、代々の徳川将軍の直筆の書や絵画一休和尚直筆の書「佛道」、雪舟の「山水画」、
写真が趣味だった慶喜公の「写真帳」には、当時の『臨済寺』のセピア色の写真が・・・
等々大変なお宝の数々です。

7寺 5寺
     徳川家康公筆            今川義元公像  今川氏輝公像

こんな恐れ多いお宝が、本堂の壁に掛けられて、目の前を遮るものは何もないのです。
寅年の家康公の「」の書の筆の運びから、その息遣いまで感じられるような・・そんな距離で拝見させていただきました。

そして、なんと、撮影も可能なんです。
多くの見学者にとって、なんて寛大でありがたいことでしょう! 皆さん、ビデオカメラ、高級カメラ持参でした。
私も、カメラでフラッシュこそ遠慮して、所蔵品を少しだけ、撮らせていただきました。

裏山の頂には「夢想庵」とよばれる古い小さな茶室があります。
長い長い時を経過した体の色あせた回廊を踏みしめ登る先は、”侘び・寂び”の幽境地です。
とても、趣のある庵です。
京都の大徳寺「南朝亭」の写で、炉は慶喜公のご愛用の物とか。

9寺 8寺
      「夢想庵」              「夢想庵」からの展望・・

「夢想庵」という名が相応しい、さながら簡素で、品格のある空間です。
茶室から、お庭(池泉回遊式、桃山~江戸にかけて完成)を挟んで、境内・伽藍を見渡せます。


・・ちょっとここで余談ですが・・

お庭の軒下の石畳に、小さな、蛙、亀、猿の石像(?)がそれぞれ向き合って置かれています。
ふと目に留まり・・”何気なくて、素朴で、素敵!いいなあ・・”と、しばし眺めていました。。
三匹で何を話しているんだろう?
何か”言われ”でもあるのでしょうか?(ご存知の方、教えてください!)

10臨済寺



臨済寺大方丈は、2回戦火に遇い焼け落ちているそうです。

1568 武田信玄により焼き打ち
1572 正親町天皇勅命により、信玄、再建
1582 徳川家康により焼き打ち
1582 家康、再建

茶室に続く回廊のみが、延焼をを免れたということです。
それにしても、いにしえのつわもの達は何故にすべて焼き打ちしてしまうのか?
先住者の形跡を消し去ることで、怨念さえもなくなるとでも・・・??と独り言。

それにしても、モッタイナイ!もったいないなあ! 
どれほどのお宝が灰になってしまったんだろう・・とぶつぶつ。

本殿の一画に、「竹千代君手習いの間」が復元されています。

臨済寺

臨済寺は戦国時代、今川義元の軍師でもあった太源雪斎が住持していたお寺です。
幼少時代の家康公が今川家の人質になり、駿府に住みここ臨済寺に通い、
雪斎禅師より字を習い、書史を読み、兵書を学んだという部屋です。

薄暗い4畳半の部屋を見渡し・・”こんな部屋で、日本の歴史に大きな足跡を残す人を作ったんだなあ・・”
と感慨深く想いをはせているそんな時、後ろで子供が“竹千代くん・・てぇぇ・”と読む声が聞こえ、思わず笑顔に。

近くて遠かった、『臨済寺』。
静岡に生まれ育ってウン十年。 今日初めて、『臨済寺』に脈々と流れてきた長い”時の証”に、
先人たちの想いや足跡に、”生”で触れたような・・そんな気がして、感動しました。

心がちょっとだけ豊かになったような・・有意義な一日でした!
素晴らしい、名刹です。

まだ、公開の機会を逃している方・・来春は必見ですよ~『臨済寺』!


最後に・・いろいろご説明下さいました僧徒様、ありがとうございました                     by Akiko
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://fusion7.blog104.fc2.com/tb.php/61-c73c874b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。