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ふじのくに静岡通訳案内士の会

通訳案内士の仕事および観光情報を発信しています。 お問い合わせはshizuoka-guide@e-mail.jpまで

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世界子供劇場 

         世界子ども劇場 

7月27日・28日・29日の3日間、グランシップ『世界子ども劇場』が開催されました。
スコットランド、カナダ、スペイン、ポーランド、フランスから世界の演劇、
パフォーマンスがグランシップに集合しました
ちびっ子たちの目が輝く「子ども劇場」です。

当会から4名、カンパニー(劇団)と現場スタッフとの間の裏方通訳で
それは貴重な経験をさせていただきました。

会場づくりから、セット、音響、照明、と新分野に挑戦です。
仕込み(準備)~本番まで長時間に及ぶ、体力を要する物づくりの現場でしたが、
パフォーマーから制作スタッフ、すべての関係者のご苦労を目の当たりにして・・
「”観劇料“って断じて高くないなぁ・・」が実感です。
お客様の楽しんでいる姿や、感動が肌で感じられ、やりがいと達成感のある
クリエイティブなお仕事の魅力を体感しました。

世界の子ども劇に、子供の感性は文化や言葉の違いを、楽々と超えてしまい、
世界各国のステージ表現に出会った、子どもたちのキラキラした目や、笑い声
その素晴らしい反応に触れて、裏方の私達も心より嬉しく思いました

今回上演の5つの劇団のショーをご紹介します。

《ホワイト》
私は、スコットランドの劇団キャサリンウィール(Catherine Wheels)による“ホワイト
を担当させていただきました。
タイトルの通り、すべて真っ白な世界にたくさんの鳥の家・・鳥の白い卵の世話をする
白づくめの服装の二人の男性、コットンとリンクルが繰り広げる、心が温かくなる物語。。
ある日、高い木からなんと真っ赤な卵が落ちて来て・・ビックリ仰天・・
意外な展開になります。
コットンとリンクルの会話はすべて英語ですが、ちびっ子達はちゃんと
豊かな感性で展開を楽しむのです。

CIMG1533.jpg
  最終ショーを終えてメインスタッフと・・いい笑顔(*^^)v

シンプルだけど、深いメッセージ性もあり、大人をもなぜか感動させる
ストーリーが展開します。 
出演者のお一人に、「子ども劇なのに、なぜ大人の私が“ホワイト”の世界に魅了されて
感動しちゃうんでしょう??」と聞いて見ました・・
すると彼は、「きっと人生を反映しているからだからだろうな・・」というお答えでした。

ショーの最後に真っ白だけの世界から いろいろなカラーがキラキラ輝き・・
私は、”多様性を賛美、違い、個性を認め合うことの素晴らしさ・・”そんなメッセージを受けました。 
ちびっ子達もショーの最後に、空から降ってくる七色の紙の一片一片をを拾い集め、
大事そうに持って帰りました。

 ショーが終わって、私もステージマネージャーのクレイグさんと並んで、
“Thank you! See you!” と小さなお客様に手を振ってお送りする所に、
3,4歳位の可愛い女の子がお母様と 私達に近づいてきて・・
It was great! “ とちょっと恥ずかしそうに小声で言ったのです!
素敵なサプライズ! 心から嬉しくなりました。
きっと素敵な国際人に成長するだろうな~と思いながら、後ろ姿をお見送りしました。

ホワイトは、とてもテクニカルなショーで、電気関係の通訳が冷や汗物でしたが・・
6回のショーも満席で大好評に終わり、本当に素晴らしい経験をさせていただきました!
ありがとうございました。               

《ひつじ》
続いては、カナダの劇団コパス(Corpus)による"ひつじ"(Les Moutons)です。
このパフォーマンスは一口で言うと、"衣装”を着て羊になりきった人達が、家畜用の柵の中で、
人から餌をもらったり、羊飼いに毛を刈り取ってもらったりなど、羊の生態を模写するという
ものです 見所は、表情からささいな動作に至るまで、役者さんたちの羊への
「なりきり方」がユーモラスで、また、随所にハプニングの要素(狼の襲来など)もうまく
盛り込まれているために、子供達ばかりでなく大人でさえ、30分間彼らの行動にくぎ付けに
なってしまいます
当初、リハーサルの段階では、暑い中で着ぐるみを着る役者さん達の体調も考慮して
屋内での公演も検討されましたが、やはりRealityを重んじようということで意見が一致し、
予定通り屋外の芝生広場で行われる運びとなりました あの7月の太陽の下で演じた
役者さん達はさぞかし大変だったろうと思いますが、公演中はもとより舞台を降りてからも、
不平不満や苦しそうな表情を一切見せない彼らに、強烈なプロ意識を見る思いがしました。

image1.jpg


公演の合間には、コパスのArtistic DirectorであるDavidさん(今回の羊パフォーマンス
はすべて彼のbrainchildでもある)主導の下で、羊になりきる「ひつじ体験ワークショップ」も
開かれ、自分も参加させていただきました!
まず最初は「羊の基本姿勢と歩き方」をみっちり仕込まれ、次は「羊の目の動き」を習得、
といった具合に次々と羊の習性を会得していきます
Davidさんの教え方も丁寧でわかりやすく、最後は参加者全員が「どこに出しても
恥ずかしくない羊」になってワークショップは終わったのでした。
参加してみて、彼らの羊パフォーマンスの背後にこれほど綿密な生態観察があったことを知り、
改めて驚かされましたし、また、Davidさんから"You were a good sheep!”と言葉をかけて
いただいた時は、参加して本当に良かったと思いました

最後の日に、メンバーのマイケルさん・エミリーさんとタクシーに同乗した際、日本の
オーディエンスの印象を聞いてみました。彼らによると、日本の観客は他の国に比べ、
よりattentiveであり、自分たちに対してrespectful、また「見ていて泣き出す子が多い」
そうです また、「あの羊パフォーマンスの背後には、何か隠されたlessonなり
メッセージがあるのですか?」と聞いてみたところ、彼らの答えは、「観客の一人一人が、
それぞれ独自のメッセージをあの劇から受け取ることができればいいと思う。おそらく、
考案者のDavidもそれを願っているだろう」ということでした。

静岡での計5公演には、炎天下にもかかわらず多くの人が"ひつじ”を見に来てくれました
ただ、彼らのパフォーマンスの素晴らしさを思うと、今よりもっと多くの人に認知され
楽しまれるべきだという思いを拭い去ることができません。今でも十分世界的に人気の
彼らですが、日本でもより一層ファンの数が増えることを願います。

Part2 へつづく・・・



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